◆■「あおり運転」は10種類ある

そもそもあおり運転といえば、後ろにぴったり張りつくやつだと思っていませんか? 警察庁によると、2020年に創設された妨害運転罪の対象は10類型あります。車間距離不保持、急な進路変更、急ブレーキ、危険な追い越し、対向車線へのはみ出し、執ようなクラクション、執ようなパッシング、幅寄せや蛇行運転、高速道路での駐停車、そして高速道路での低速走行。
最後のひとつが意外でした。妨害する目的があれば、高速でわざとノロノロ走るほうもあおり運転になります。もちろん、ただ制限速度を守っているだけの車は対象外。今回の2人が守られる側だったことは、法律のほうがはっきりさせてくれています。
政府広報オンラインによれば、妨害運転罪の罰則は3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金。高速道路で相手を停止させるなど著しい危険を生じさせた場合は、5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金と、さらに重くなります。加えて違反点数は25点(著しい危険を生じさせた場合は35点)で、免許は即取消し。欠格期間は最低2年、前歴や累積点数によっては最大5年に延びます。仕事で車に乗っている人なら、そこで生活が止まりかねません。


【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

