なにが怖いって、周りには「普通の人」だと思われていることですよ…お盆に義実家へ帰省した月収40万円・36歳嫁、72歳義父に吐かれた「斜め上の暴言」

なにが怖いって、周りには「普通の人」だと思われていることですよ…お盆に義実家へ帰省した月収40万円・36歳嫁、72歳義父に吐かれた「斜め上の暴言」

お盆の帰省シーズン、義実家で思わぬモヤモヤを抱える人は少なくありません。久しぶりの再会、価値観のズレが表面化して、トラブルとなることも……。事例を見ていきましょう。※事例の人物名はすべて仮名です。

共働き夫婦の妻の“悩みの種”

マリさん(36歳)は、月収40万円の会社員です。同じく会社員で月収75万円(賞与別)の夫・ユウダイさん(39歳)と5歳の娘とともに、都内のマンションに暮らしています。金銭面では余裕のある二人ですが、妻のマリさんは、義父・カズヒコさん(72歳)のお金に関する“不可解な行動”に頭を抱えています――。

「今度リフォームするんだ」「母さんが入院することになった」

カズヒコさんは、自宅の修繕や入院費など、折に触れて息子のユウダイさんに対して金銭を要求するのです。義母(ユウダイさんの母)は病気で昨年亡くなりましたが、葬儀代もユウダイさんが捻出しました。

マリさんにとっては、それがカズヒコさんからユウダイさんに対し、お金の無心をしているように見えます。

かといって、カズヒコさん(仮名/72歳)は特段お金に困っているわけではない様子。地元に根付く中小企業の会社員として定年まで勤め上げたカズヒコさんは、退職金800万円を受け取って退職。マリさんやユウダイさんの前で「貯金は3,000万円ある」と口にしたこともあります。しかし、老後が不安なことから、貯金はなるべく手を付けたくないのだそう。

「ねえ、それ出す必要ある? お義父さんのところでなんとかなるんじゃないの?」

時折マリさんが苦言をいっても、夫は理解できない様子。「親の老後は子が看るものだろ? 親父もいい歳で年金暮らしだし、俺たちのほうが稼いでるし、別に普通だよ」といって、聞き入れてくれません。

時代錯誤な考えだと思ったマリさんが「でも、これから子どもが大きくなればもっと教育費がかかるでしょ? 抑えられる支出は抑えようよ。あなたの気持ちもわからなくもないけど、さすがにお金を渡しすぎじゃないかな」というと、ユウダイさんはムッとした様子でこういいます。

「父さんと母さんのおかげでいい大学に通わせてもらえた。だからいまの収入があるんだよ」

こうしていつも喧嘩になって、マリさんが飲み込むしかない状況になるのでした。

義父は、人付き合いがうまいようで、定年後も新しい友達をつくり、近所の行事にも積極的に参加している様子です。近所の方からの評判もよく、「できた人」として地位を確立しています。だからこそマリさんは、「自分がおかしいのか?」と思い悩むこともしばしば。

お盆に帰省したときの「斜め上の暴言」

お盆に子どもを連れて義実家に帰省したときのこと。子どもたちが寝静まった夜、カズヒコさんは口を開きました。

「今度、お墓の管理費を10年分前払いすることになってな。20万円、出してもらえないか」

いつものように二つ返事で承諾しようとするユウダイさんに、マリさんが割って入りました。

「ちょっと待ってください。それ、夫が払う必要ありますか? これまでずいぶん援助してきたと思います。お義父さんの貯蓄から出せばいいのでは?」

いつも黙っている嫁からの進言に一瞬口をあんぐりさせたカズヒコさんでしたが、次の瞬間、思いもよらぬ言葉が飛び出しました。

「このタコ! なんにもわかってないやつは黙っとけ!」

とんでもない暴言に、マリさんはショックを受けました。(タコって……)頭の中でリフレイン。言葉のセンスにびっくりです。いままでの人生で、人からタコといわれたことはありませんでした。夫に対してもこのような暴言を吐いたことを見たことがなかったので、なおのこと。

そして、マリさんが前々から義父をよく思っていなかったように、「義父も私を嫌いだったんだな」と実感したそうです。「なにが怖いって、周りには『普通の人』だと思われていることです……」。マリさんはそう零しました。

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