――ご主人の中田さんは子育てに積極的ですか?
主人が家にいるときはお風呂に入れて、寝かしつけまでをやってくれます。週に1回あるかないかですけど、それだけでもかなり助かってます。
――福田さんの寝かしつけ術は?
絵本を読んで、「そろそろ眠くなってきたから寝よっか?」と声をかけ、根気強く30分ほど寝たふりをする作戦です。
また、2歳のお子さんを持つ、あるママさんからきいたんですけど「ママ、あとから来るから、横になって待ってて」と言って、寝室のドアをパタンと閉めちゃうらしいんです。
そして、10分くらい経ってそっと覗いてみると、寝ちゃっていることも多いそうで…。ウチももう少ししたら使ってみようかな、と(笑)。
――ご主人による他のフォローは?
前は、「週一回オレが料理を作る!」って張り切っていたんですけど、じつはコレ、案外迷惑だったりして…(笑)。「調味料はどこ?」とか、質問が続々飛んできて、結局は自分で作るのと労力が変わらないんです。
だから、「料理より毎日お皿洗いをしてくれたほうが助かるなあ」って正直に言いました。すると「わかった! オレは後片付けのプロだから」といって、私が寝かしつけをしている間に、皿洗いや散らかしたオモチャを元に戻してくれたり…。私は掃除や整理整頓が苦手なほうなので、すごくありがたいです。
――福田さんのお母さんは保育園の園長なんですよね?
はい。母から子どもとの関わり方だとかを聞いていると、「さすがプロだな…」と頼りになります。
たとえば、子どもってよくごはんの残り物で遊んだりするじゃないですか。そこで本来は「食べ物で遊んじゃダメ」と注意するため、食べ終わったら取り上げるのがセオリー。でも、母からは「残飯を捨てるところを見せると、食べ物を粗末にする子どもに育っちゃうから、『もったいないねー』のひと言を添え、影でこっそり捨てる」心配りも必要だと教わりました。
――お母さん以外の方からのアドバイスで心に刺さったことは?
保育園の先生に「近ごろ後追いが激しくて困っているんですよね」と相談したとき、その先生は娘の味方をするんじゃなくて、「ママはいつも大変なんだよー」と言ってくれたのが印象に残っています。
ほとんど娘と二人っきりの私としては、自分ではなくまわりの人が「ママは大変」と言ってくれるのがうれしかった。
なので、今度私が同じようなシチュエーションに出会ったら、同じセリフをそのママとお子さんに言ってあげようかな、と。
――育児で福田さんが心がけていることって?
現在、東京に住んでいるからこそ、なるべく自然を大事にできる、都会にいながらも田舎にいるような子育てをしたいですね。
たとえば、道端に歩いている蟻を観察していたり、じゃりを拾ってきて一所懸命並べている娘を温かく見守ってあげたり…。
大人にとっては小さなことでも、子どもにとっては“新しい宇宙”なんだと、これも母から教わりました。
【後記】
素敵なフォロワーたちに囲まれた福田さんが得た貴重な言葉や経験については動画でもチェックできます。併せてご覧ください。
(インタビュー・文/ヤマダカツヤ)
(インタビュー・文/ヤマダカツヤ)
プロフィール
福田 萌(ふくだ もえ)
1985年岩手県生まれ。タレント。2012年にお笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦と結婚。翌年、第一子となる女児を出産。現在はテレビ、雑誌などを中心に幅広く活躍中。
1985年岩手県生まれ。タレント。2012年にお笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦と結婚。翌年、第一子となる女児を出産。現在はテレビ、雑誌などを中心に幅広く活躍中。