――お子さんは1歳8カ月と、まだ小さいので、食事にもいろいろ気を使わなければならないのでは?
とりあえず、とても基本的なことですが、野菜をたくさん食べさせるとか、タンパク質を多く摂ってもらうとか…。あとは、食材の硬さとか、かな?
これらの条件を満たせて、しかも作るのが楽チンなのは「ラタティーユ」。
娘はトマトとピーマンが嫌いなんですけど、加熱したら大丈夫なんですよ。ピーマンに関しては、苦いのは皮の部分なので、オーブントースターに入れて5分ほど温めると、皮がキレイに取れて…。それをラタティーユにさり気なく混ぜたり、みたいな工夫をしています。
心がけているのは、(子どもの)メニューを私たち大人が食べる物となるべく同じにすること。手作りにこだわりすぎたり、素材にこだわりすぎたりすると、頭のなかがいっぱいいっぱいになって、結果、パンクしちゃいますから。
「あまり気を使いすぎないこと」が私のなかでは重要だったりするんです。たまには、「今日はベビーフードでいいや」だとか「ファミレスでお子さまランチを食べさせたり」と、サボる日を作って…。「今週はもうサボります!」みたいな感じで「おサボりタイム」を作っちゃうんです。
――母として福田さんはどのような存在でありたいですか?
悲しい顔とか怒った顔はあまり見たくない! だから、どんなときでも子どもの前では落ち込んだり悩んでいる姿を見せないよう、ストレスはなるべく外で発散させる努力しています。
私のブログのタイトルは「萌の元気があれば何でもできるッ」なんですけど、そのタイトルどおり、育児も元気にあまり深く考えすぎず、イイ意味で楽観的にやっていけたら…と思っています。
――福田さんが考える「理想の家族」とは?
主人は「(子どもが)ハタチになったら、家を追い出す」と言っています(笑)。さっさと送り出して穏やかな老後を過ごそう…と。そんな話も主人とは二人でよくしていますね。
家族全員が自立して外で頑張っているからこそ、たまに家に帰ってきたら、そこが「温かい場所」であればいい…。一言で言えば、理想は「空母」のような家庭、かな(笑)?
【後記】
(インタビュー・文/ヤマダカツヤ)