デートの時間や場所はどうする? 相手にとって都合の良い女になっていない? シングルマザーが恋愛するときの注意点について、「AllAbout」の恋愛ガイド、藤嶋ひじりさんは次のように話す。
「シングルマザーが恋愛をする場合、絶対に忘れてはいけないのは、子どもを優先することです。彼氏を作るなとは言いませんが、彼氏とはなるべく外で会うようにし、すぐに家に呼ぶのは避けてほしいと思います」(藤嶋さん 以下同)
また、できれば子ども連れで一緒に会うのではなく、安全な環境に子どもを預けて、彼氏と自分の「一対一」の時間を持つようにしてほしいという。
「子どもがいる以上、彼氏とはちょっとしか会えないのが、当たり前。週1回でもぜいたくだと思いましょう。一対一で会える時間は少ないので、『彼氏』『彼女』という期間を、できるだけ長く楽しく過ごしてほしいと思います」
また、注意したいのは、「すぐに体の関係になっていないか」ということだそう。
「体だけの相手を作る・楽しむなら、それもアリだと思います。でも、本当の意味でのパートナーを探すなら、安易に体の関係にならず、大事にしてくれる人かを必ずチェックしたいものです」
●彼氏が子の存在を受け入れるかどうかを見極める
女性の場合、体の関係になってから情がわくパターンも少なくないようだが、その場合、離婚に至った経緯と同じことを繰り返してしまうリスクも高いそう。
「相手にとって都合の良い女にならないよう、甘い言葉にだまされないこと。子どもの話をして、聞いてくれるかどうかを確かめましょう。すぐ話を切り替えるようなら、一生のパートナーとしてはありえません」
一方、「子どもを自分と同じように愛してほしい」と彼氏に要求する女性も少なくないが、「それは無理!」と断言する。
「子どもを『受け入れてほしい』というのと、『愛してほしい』というのは別問題。子どもは、昔の男性との愛の結晶ですから、それを要求するのは厚かましいことであり、恋愛自体がうまくいかなくなるかもしれません」
藤嶋さん自身もシングルマザー時代、現在の夫である彼との恋愛において「一番大切なのは子ども。子どもに遠慮しながらあなたに会うのだから、不倫みたいなものだと思ってほしい」と伝えていたそう。
「子どもがいるから、彼氏と少ししか会えない」ではなく、「子どもがいる幸せな今」を大切にしながら、恋愛期間を楽しみたいものだ。
(田幸和歌子+ノオト)