たけのこのアク抜き|重曹や研ぎ汁でもOK?米ぬか以外の簡単な方法も解説

たけのこのアク抜き|重曹や研ぎ汁でもOK?米ぬか以外の簡単な方法も解説

どっちがおいしくできる?米ぬか・重曹の仕上がりと味の違い

米ぬか、または重曹でアク抜きをした場合、仕上がりにどのような差が出るのでしょうか。見た目と味を比較してみます。

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見た目は、重曹を使ったものは茶色く変色していますが、米ぬかを使ったものはきれいに仕上がりました。重曹の変色が気になる場合、変色した部分を切り落とすといいでしょう。

食べてみると、米ぬかを使った方がたけのこの香りや甘味が残っており、米ぬかのやさしい風味も感じられました。重曹の方もたけのこの香りは残っており、おいしく仕上がっていますが、米ぬかに比べるとやや劣る印象です。

アクはどちらもきちんと抜けていたので、仕上がりの好みに応じて米ぬかと重曹を使い分けるとよさそうです。

たとえば、きれいに風味よく仕上げたい場合や、たけのこご飯などのたけのこの香りを活かした料理に使いたい場合は米ぬかで。濃い口しょうゆなどで甘辛く煮物にする場合など、風味や見た目を気にしなくてよい場合は重曹で、といった風に使い分けるといいでしょう。

アク抜きに失敗したたけのこは食べても大丈夫?

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アク抜きしたのにえぐみが残ってしまった場合でも、そのまま食べて問題ありません。ただしアクの成分であるシュウ酸が多く残っている可能性があり、シュウ酸のとり過ぎは尿路結石症の一因となります。気になる方は、たくさん食べるのは控えておきましょう。

そのまま料理に使う場合は、濃いめの味つけにするか、油を使って調理するとえぐみが気になりにくくなります。

または、もう一度アク抜きをすることでえぐみを減らすことができます。たけのこの風味は減ってしまいますが、えぐみが減る分食べやすくなります。米の研ぎ汁や重曹を使い、再度茹でてみましょう。

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