子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

第3回 写真家きょん♪さんに聞く、カワイイ写真の撮り方
子どもの写真を見ると、全部ピースサイン…なんていうこと、ありませんか? いつも見ている、可愛い子どものしぐさも写したいですよね。

ゆるかわ写真家きょん♪さん(川野恭子さん)に、子どもの日常を写真に残すコツを教えていただきました。

●夢中な姿を狙おう

撮った写真を眺めてみて、どれも子どもの顔を正面からとらえた写真ばかりになっていて、少し物足りない。子どもが見せてくれる、さまざまな表情を撮りたい。そんなときのポイントを、きょん♪さんにお話ししていただきました。

「『こっちむいて』と言って撮影しようとすると、いつも表情が同じになってしまって、面白くないですよね。『こっちむいて』を言わずに、いつもどおりの子どもを撮ることで、そのときの表情や動作の様子まで写真に残ります」

ごはんを食べているときや、遊んでいるとき、歯磨きや着替え中など、夢中になっている姿を狙って撮影するとよいそう。

【上・食べる/下・飲む】

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

【上・着替え/下・遊び】

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

【上・おままごと/下・お絵かき】

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

きょん♪さんが子どものしぐさや遊んでいる姿を撮影するとき、いつも目線を子どもと同じ高さに合わせていました。そうすると、夢中になっている子どもの表情を、しっかり写すことができます。

●パーツのアップで印象的な写真に

さらに、体のパーツをアップにすると、印象的な写真が撮れるのだそう。

「手足や目、口元といったパーツをアップで写す、大人のパーツを一緒に写すのもオススメです。オシャレにもなるし、小ささを印象的に出すことができるので、記念・記録的な写真にもなりますよ」

顔が写っていなくても、パーツの写真には子どもの可愛さがぎゅっと凝縮されています。

【上・手のアップ/中・おしりのアップ】

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

【ママの手と子どもの手の対比】
大人の手を一緒に写すことで、子どもの手足の小ささがわかりやすくなります。

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

●素敵なフォトブックの作り方

今回紹介していただいた、パーツをアップで撮った写真は、フォトブックで使うと、とってもオシャレになります。また、パーツだけでなく、いつも使っているものの写真も、子どもの成長がわかる、素敵なショットに。

【上・お洋服/下・おもちゃ】

子どものいつもの仕草を可愛く撮るポイント

また、子どもの靴と、ママ・パパの靴を並べて撮るのもオススメとのこと。

普段はなかなか撮ることのない、いつも使っているアイテムだけの写真も、素敵ですよね。しかも、子どもが寝ている間や、いないときにも撮影できるので、いつでも気軽に撮ることができます。ぜひ、挑戦してみてくださいね。
(文・大熊マナミ)



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川野恭子(きょん♪)
川野恭子(きょん♪)
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。