センスよく見せるコツは?
1. 飾り切りをする
2等分にした紅と白のかまぼこを、市松模様になるように交互に並べる方法も簡単。にんじんも型でくりぬくだけで十分華やかさが増すので、はじめての人にもおすすめです。おせち料理に柚子を使った方は、果肉をくり抜いて器に見立てた柚子釜も作ってみましょう」
飾り切りの記事はこちら▼
2. 小さな容器を活用する
たとえば和菓子を買うと、羊かんやゼリーなどが小さな竹カゴに入っていることがありますよね?そういった小物をとっておくと、おせちの仕切りとして役立ちますよ。ガラス製のおちょこも仕切りにぴったりです」
3. 飾り葉を使う
もっとも使いやすいのは、葉らんです。仕切りだけでなく、丸めて器として使うこともできます。昔ながらのお花屋さんやホームセンターに売っていますし、和菓子用に売っている笹の葉でも代用可能です。
もう1種類取り入れるなら、赤色が縁起のよい南天を用意してみましょう。裏白や葉らんを下に敷いたり、揚げたぎんなんを爪楊枝や松に刺したぎんなん串や松葉ぎんなんがあったりしてもいいですね」
おせちを上手に詰めるには?
今回詰めるおせち料理は、筑前煮、なます、紅白かまぼこ、黒豆の煮物、伊達巻に、前回の記事で教わった3つの隙間おかずを加えた8品。重箱2段のうち1段を、小林さんおすすめの詰め方である市松型で仕上げていきます。
前回の記事はこちら▼
1. 中心を決める
器は彩りをプラスできる柚子釜がイチオシ。なますや黒豆など器に入れて盛るおせち料理を入れてみましょう。
家族の人数に合わせて小さな柚子釜をいくつか並べる方法でもよいですよ。お重の縁の高さに合うように、ほかの具材を下に敷いておくと見た目が美しくなります」
2. 四隅から詰める
中央の柚子釜に合わせて高さをそろえるとよりきれいなので、かまぼこは高さが足りない場合は底上げをしてみましょう。
伊達巻は横に並べてもいいですが、“の”の字が見えるように積み重ねる方法もおすすめ。縁起がよいうえに華やかです」
カゴに詰めるときは、汁をキッチンペーパーでよく拭き取ると、ほかの料理に味がつかずおいしさがキープできますよ」
3. 間を埋める
器に入っていないかまぼこや伊達巻の横には食材同士の味が混ざらないように、葉らんを使って仕切りを作りましょう。葉らんを丸めて、器のように使う方法も簡単にできる工夫のひとつ。葉らんはマスキングテープで簡単に留められますよ」
赤色がアクセントになる南天の実のほか、ぎんなん串や松葉ぎんなんも使い勝手がよいです」