小麦粉の正しい保存方法。常温・冷蔵・冷凍保存の注意点は?

小麦粉の正しい保存方法。常温・冷蔵・冷凍保存の注意点は?

小麦粉の保存、どのようにされていますか?小麦粉は適切に保存しないと、カビが発生したりダニや虫が侵入する危険性があります。この記事では、小麦粉の鮮度を保つための保存方法のポイントや注意点を、常温・冷蔵・冷凍に分けて詳しく紹介。ぜひ、参考にしてくださいね。

小麦粉の正しい保存方法は?

小麦粉は常温・冷蔵・冷凍の3つの保存方法があります。常温保存は出し入れがしやすく便利ですが、袋ごと保管してしまうと、虫やダニが侵入するリスクが。

高温多湿になりやすい真夏や梅雨時期は、冷蔵や冷凍保存が望ましいです。しかし、室温との温度差で結露が生じやすくなり、カビ発生のリスクが高まります。

ここからは、常温・冷蔵・冷凍に分けて、小麦粉保存のポイントや注意点を詳しく見ていきましょう。

【常温】小麦粉の保存方法

小麦粉は湿気に弱いため、基本的に温度差の少ない常温保存が適しています。小麦粉を買ってきたまま袋ごと保存すると、わずかな隙間から湿気やダニ、虫が侵入する危険性があるので、必ず密閉できる保存容器に入れて保管しましょう。

保管する環境は、温度が20℃以下で湿度が50%以下の環境が望ましいです。直射日光が当たると高温になりやすいので避けてください。また、高温多湿にならないよう、風通しのよい場所を選びましょう。

使用する容器は?おすすめの保管場所

使用する容器は、硬い材質のガラス瓶や缶などに入れます。やわらかい材質の保存袋は、虫がかじって侵入する危険性があるので、避けましょう。

保存容器がない場合は、ダイソーやセリアなどの100均での購入がおすすめです。粉ものを快適に収納するアイデア容器が豊富にあります。密閉性の高いゴムパッキンの付いたものもありますよ。

保管場所は湿気がこもりやすいシンク下や床下、温度変化の大きいコンロまわりを避けて、直射日光の当たらない風通しのよい場所を選びましょう。

常温保存したときの賞味期限の目安

未開封の賞味期限は、強力粉は約6ヶ月、中力粉と薄力粉は約1年で設定されているものが多いです。製品の賞味期限をしっかりと確認しましょう。

開封後の賞味期限は種類に関わらず、約1~2ヶ月が目安です。小麦粉は温度や湿度によってはカビやダニが発生しやすいデリケートな食材のため、開封後は賞味期限に関わらず、早めに使い切るようにしましょう。