停電にそなえて電池とバッテリーも忘れず備蓄!保管のポイントも知っておこう

停電にそなえて電池とバッテリーも忘れず備蓄!保管のポイントも知っておこう

スマートフォン用モバイルバッテリー & 乾電池からのUSB充電器

モバイルバッテリーはどれを選ぶといい?

スマートフォンのほか、近頃は電池を使用せずにUSB接続で充電をおこなう機器もふえてきました。
そんな時に役に立つのがモバイルバッテリーです。容量が5,000mAhのものはスマートフォンを0.75~1回満充電(※1)に、10,000mAhのものは1.5回~2回満充電(※1)にできますので、余裕をもって10,000mAh のものを選んでおくと安心です。
モバイルバッテリーは外出先で災害にあったときにも大変役に立ちますので、いつも使うバッグにいれておきましょう。
※1 バッテリー容量が2700mAh~4000mAhのスマートフォンを充電する場合。モバイルバッテリーの充電効率や充電池の劣化度によって異なります。

乾電池からスマートフォンに充電

また、乾電池を使ってUSB接続で充電を行える機器もあります。
例えば、パナソニック 単3形・単4形 USB入出力急速充電器 BQ-CC87Lという製品は異なった種類の電池や、残量がバラバラの電池をつかってUSE機器に充電ができるためおすすめです。この製品の場合は長寿命タイプの単三アルカリ電池4本で、スマートフォンを30~40%くらいの充電(※2)することができます。1回の充電で満充電にはできないものの、電池の備蓄を多くしておけば停電が長期間にわたったときにとても役に立ちます。
なお、充電器に付属のケーブルではスマートフォンの差し込み口と合わないこともありますので、充電器とスマートフォンをつなぐためのケーブルの用意も忘れないよう、災害がおきる前に一度使ってみるようにしましょう。
※2 バッテリー容量が2700mAh~4000mAhのスマートフォンを充電する場合。充電池の劣化度によって異なります。

手回し充電器からのスマートフォン充電は難しい

多機能ライトやラジオでは手回し発電機能があり、スマートフォンを充電できるとの説明のあるものがありますが、残念ながらこちらはおすすめできません。
充電器とスマートフォンの機種にもよりますが、1秒間にハンドルを2回とかなり速いペースで回し続けて、10分で充電できる量は1%程度となります。実際には1分間回し続けるだけでもかなり大変ですので、残念ながらスマートフォンの充電に使用するのは現実的ではありません。
また、回しているときの音も大きく鳴りますので、避難所では使いにくいというデメリットも知っておきましょう。

どんな電池を備蓄するのがいい?

ふだん使う電池を多めに購入して古いものから使っていく、ローリングストックで電池の備蓄を行いましょう。しかし、たくさんの電池を購入してもなかなか使いきれないかもしれません。
そのため、先ほど紹介したとおり、使う電池の種類はなるべくそろえて1種類の電池を集中して備蓄を行うと、ローリングストックがしやすくなります。スマートフォンへの充電器で使えることを考えると単三電池にそろえるのがよいでしょう。

また、最近では保存期間が10年の電池が販売されています。こういった長期保存タイプの電池は少し値段が高いかもしれませんが、液もれしにくい構造になっているため、液もれで機械を壊すことを減らせるためおすすめです。

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