地震がおきた!とっさに身を守る方法を知っておこう

地震がおきた!とっさに身を守る方法を知っておこう

閉じ込められたら

部屋や狭い場所に閉じ込められて自分の力で脱出できないときには、助けを呼びます。
このとき、大声を出し続けるとは体力を消耗してしまうため、もし防災用の笛があれば使用し、なければ何か硬いものどうしをたたいて大きな音を鳴らすとよいでしょう。

マンションなどの玄関のドアが開かなくなったときには、ベランダを仕切っている板を割ると隣の部屋から逃げることができます。
また、マンションには階の上下を繋ぐ「避難ハッチ」といわれる緊急用のはしごがありますが、使い慣れないと重さで自然と蓋が閉まって手を挟んだり、足を滑らせたりするなど危険なこともあります。
避難訓練などで実際に使って慣れておくのがよいのですが、訓練をしていない場合、火災などの大きな危険が迫っていない限りはなるべく使わないほうがよいでしょう。

火災

火災で煙が発生している中を避難するときには、姿勢を低く、ハンカチなどの布を口に当てるようにします。
これは煙で視界をさえぎらないようにするためと、新鮮な空気を吸いながら避難するため。煙を吸いこんでしまうと咳こむだけでなく、肺や気道を火傷したり、肺の中の酸素がなくなり一瞬で気を失ったりすることがあります。
また、煙が充満すると非常口の場所など周りの様子が一切わからなくなります。映画館や劇場、ホテルなどに滞在するときには、部屋から非常口までの避難経路をチェックして覚えておくことも大切です。

ライターや電気で引火することも

震度5以上の地震がおきると、各家庭にあるガスメーターが自動的にガスを止めるようになっていますが、ガスの配管やホースが破損するなどしてガス漏れをおこしている可能性があります。
ライターの火や、電気のスイッチをONにしたときにガスに引火することがありますので、ガスのにおいに十分気をつけてから使用しましょう。

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