SDGsと防災教育⑤ ~ 自然と社会の不平等から考える

SDGsと防災教育⑤ ~ 自然と社会の不平等から考える

災害・防災をキーワードにしてゴール横断的に考える

SDGsの17のゴールはそれぞれ独立しているわけではありません。どのゴールも相互に関連しているのです。災害というテーマで、複数のゴールを横断的に考えてみるのもなかなか面白いアプローチです。
子どもたちに防災を教える時、自然現象の強弱、社会の脆弱性、そして、自然現象への曝露についてはぜひ触れてください。社会的な不平等が存在している地域をハザードが襲うと被害が拡大するのです。そんな視点で、社会の不平等を捉えさせてください。
「気候変動」は抑えられないかもしれないけど、「不平等」をできるだけ少なくして、「包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市と人間居住」を実現したら、災害で苦しむ人も減るはずです。
さて、どんな授業をしましょうか。
川沿いで堤防が低く、河川敷や川の上にもバラック小屋が密集している地域と河川沿いでスーパー堤防が整備されている地域の写真を見ながら、同じ強さの台風が来襲したらどうなるかを考えさせてみましょう。もう一つ、なぜそんな社会の差ができたのか、経済や社会の背景を考えさせてみましょう。

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moshimo ストック
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私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?
私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?