納豆ダイエットは痩せるって本当?正しい取り入れ方を管理栄養士が解説

納豆ダイエットは痩せるって本当?正しい取り入れ方を管理栄養士が解説

栄養豊富でヘルシーなイメージのある納豆。

「納豆ダイエットは痩せる」と耳にしたことがある方もいるかもしれません。

実際、納豆ダイエットは効果があるのでしょうか?またどう取り入れたら効果的なのかも気になりますよね。

今回の記事では、納豆ダイエットについて管理栄養士が解説します。

納豆ダイエット、本当に痩せるの?

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納豆ダイエットですが、残念ながら単に納豆を食べるだけで痩せる効果は期待できません。

痩せるためには摂取カロリーを抑える、または消費カロリーを高めることが大切です。
納豆はそのサポートをする役割と考えましょう。

たとえば、納豆により食べすぎを防いだり、食事のバランスを整えたりすると、摂取カロリーを抑えるのに役立ちます。
また、納豆のたんぱく質は、運動とあわせて取り入れることで筋肉量アップをサポートしてくれるため、基礎代謝を高め、消費カロリーを増やすのを助けてくれます。

のちほど、納豆ダイエットの正しいやり方や効果を高めるコツもご紹介します。
納豆をうまく取り入れ、普段の食生活や運動習慣を見直すきっかけにし、ダイエットに上手に役立てましょう。

納豆がダイエットにおすすめされる理由

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納豆はどうしてダイエットに良いといわれているのでしょうか。納豆がおすすめされる理由を紹介します。

低カロリー高たんぱく

納豆はカロリーを抑えつつ、たんぱく質を効率良く摂取できます。
たんぱく質は筋肉の材料となるため、ダイエット中は意識して取り入れたいものです。
納豆の摂取とあわせて運動を行えば、筋肉量が増え基礎代謝が向上し、痩せやすい身体を作ってくれます。

腸内環境を整えて便秘を防ぐ

納豆には納豆菌、食物繊維が含まれ、どちらも腸内環境を整えてくれる働きがあります。
腸内環境と肥満には関連があるとされているため、ダイエットをしたい方はぜひ意識しましょう。

また便秘を解消することで、ぽっこりと出たお腹をすっきり見せてくれます。

納豆には脂肪蓄積を防ぐ働きがある?

大豆に含まれる大豆タンパク(β-コングリシニン)には、脂肪蓄積を防ぐ働きが期待されており、機能性表示食品の関与成分としても利用されています。

しかし、納豆は大豆が原料ではありますが、発酵の過程でβ-コングリシニンが分解され、ほとんど含まれないことが知られています。

β-コングリシニンの作用を期待したい方は、納豆だけを取り入れるのではなく、蒸し大豆や豆腐、豆乳なども取り入れると良いでしょう。

※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」公益財団法人日本醸造協会「日本醸造協会誌 発酵食品としての大豆の健康機能性」

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