避難前にすること&避難中の注意点をチェックしよう

避難前にすること&避難中の注意点をチェックしよう

避難を開始!気をつけるポイントは?

エレベーターが途中で止まって閉じ込められてしまうことがあるため、避難のときにはエレベーターを使わないこと。もし、エレベーターの中で地震にあったときには、全ての階のボタンを押して最寄りの階で降りるようにしましょう。もし閉じ込められてしまったら、インターホンで連絡をして救助を待ちます。

避難所までの道では、標識や信号機、エアコンの室外機が外れて落ちてくることがあるので頭上にも気を付けましょう。また、電線が切れてたれていることがあるので近づかないようにします。
繁華街などでは、建物からガラスや看板が落ちてくることがあります。住宅街ではブロック塀や石垣に注意が必要です。
新しい自動販売機は震度6弱まで倒れない ように対策されています。しかし、古いものや、ゆれの大きさによっては倒れることがあるかもしれませんので、念のため離れましょう。

また、災害のときには渋滞が発生しやすいほか、大雨の時には車が水に浸かり止まってしまうことがあるため徒歩で避難をします。自分で歩くことのできない要支援者などがいなければ、車での避難は行わず徒歩での避難が推奨されています。

津波からの避難

津波の可能性がある地域は、地震がおきたらできる限りすぐに避難をすることが必要です。
昼間なら5分後、深夜でも10分後をめどに早期避難をおこなうことで、死亡者数を大幅に減らすことができると、内閣府の試算で示されています。※
また、忘れ物をとりに戻ったために、津波にさらわれてしまった例もありますので、一度避難を始めたら家に戻らないようにしてください。
※昼間5分後に全員避難で77%減、深夜10分後に全員避難で56%減と試算されている。

すばやく避難をおこなうには、非常用持ち出し袋(防災リュック)をすぐ持ち出せるところにおくこと。また、通帳、印鑑、健康保険証、お薬手帳、常備薬などをポーチなどにまとめておき、非常用持ち出し袋といっしょに持っていけるようにしましょう。

津波から逃げるときには、「津波が来るので、早く逃げて!」と声を出しながら避難をするようにします。
まだ、避難をしなくても大丈夫。と思っている人も、周りが避難していることに気づくと避難を始めます。声かけを行うことで津波の被害者を減らすことができた事例が多くありますので、避難をしながら津波が来ることを伝えるようにしましょう。

避難のときには原則として自動車を使わないようにすること。
災害時は渋滞がおきることが多く、逃げ遅れにつながることがあります。海と自宅、避難場所の距離や、歩くことができない人などの要支援者の有無にもよりますが、自分は徒歩の避難ができるかをしっかりと考えておき、可能な限り徒歩で避難するようにしましょう。

また、海だけでなく川にも津波が押し寄せるので注意が必要です。なるべく川から離れた避難経路をきめておきましょう。

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