かわいさ満点のファーストトイを贈ろう!赤ちゃん目線の選び方とは?

第40回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
赤ちゃんやママ・パパにとっても記念すべきファーストトイですが、赤ちゃんが興味を持つおもちゃには、外せない条件もあります。「これにしてよかった!」と思えるファーストトイの選び方と、おすすめの参考商品を紹介します。

ファーストトイとは

ファーストトイは、ただのプレゼントとは少し異なります。まずはファーストトイを選ぶ前の心構えと、贈る最適な時期について見ていきましょう。

赤ちゃんに贈る初めてのおもちゃ

ファーストトイとはその名のとおり、赤ちゃんに贈る初めてのおもちゃのことです。初めての贈りものには、ほかにもファーストシューズやファーストジュエリーなどがあります。

どのような贈りものでも初めての記憶は強く残るでしょう。やがて赤ちゃんが子どもから大人に成長しても、ママは最初のプレゼントを贈った日のことを、昨日のことのように思い出すはずです。

大切な思い出になるように、赤ちゃんの「初めて」をお祝いする気持ちを込めてファーストトイを贈りましょう。

プレゼントするベストタイミングは?

ファーストトイを贈る時期は決まっていません。赤ちゃんがおもちゃで遊べるようになるのは、首がすわり、手足がよく動くようになってからです。

しかし赤ちゃんは、生まれて間もないころから五感を刺激することで、様々なことを感じ取っています。赤ちゃんの好奇心・探究心を引き出すことにも役立ちます。

とはいえ新生児は寝ている時間も長いので、多くの家庭では生後1~2カ月に贈ることが多いようです。発達には個人差があるため、成長の様子を見てプレゼントするタイミングを決めましょう。

ファーストトイの選び方

ファーストトイは大人目線ではなく、赤ちゃん目線で選ぶことが大切です。デザイン性や不特定多数の口コミ以外にも、以下の3点をクリアしているか確認しましょう。

口に含むことを想定し素材にも注意する

ファーストトイ選びでもっとも重要なのは、赤ちゃんにとって安全なものかどうかです。

赤ちゃんは手に触れるものを何でも口に入れ、味や感触を確かめます。そのため有害物質を含まず、なめても安心な素材であるのか確認しましょう。

また、顔の上に落としたり、寝返りした拍子にぶつかったり、思いがけない事故が起こる可能性があります。大きなケガを負わせないよう、角がとがったものも避けた方が賢明です。

見た目がかわいいことも大切な要素ですが、まずは赤ちゃんに危険が及ばないものであることを第一に選ぶことが重要です。

成長段階に合っているもの

赤ちゃんや幼児向けのおもちゃは、発達に応じて楽しく遊べるように作られています。成長段階に合わないおもちゃを与えると、赤ちゃんは見向きもしないかもしれません。

新生児から3カ月ごろと、寝返り期では、できることがまったく違います。月齢が低いときは握力や視力も弱く、小さな絵本や自分で持って遊ぶようなおもちゃは不向きです。

一方で聴力は、おなかのなかにいるときから発達しているため、音の出るものには興味を示しやすいでしょう。

月齢が高くなると遊びの幅が広がるので、おもちゃの選択肢も増えてきます。新生児期は、出産祝いでもらったおもちゃを使用し、少し大きくなってからファーストトイを贈る家庭もあるようです。

一緒に遊んであげやすいもの

ファーストトイは赤ちゃんだけではなく、パパやママも一緒に楽しめるものを選ぶと、赤ちゃんとのコミュニケーションツールとしても活躍します。

パパやママが楽しそうだと、赤ちゃんも「これはおもしろそうだぞ」とおもちゃに興味を持ちやすくなります。

まだ言葉が話せない赤ちゃんと、どう触れ合ってよいのか戸惑う人も多いでしょう。おもちゃがあれば、遊び方を説明したり、実際にやってみせたりと、言葉での返答がなくても絆を深められます。

赤ちゃんはパパとママの笑顔が大好きです。赤ちゃんと自分たちが楽しく遊んでいる姿を、具体的にイメージできるようなおもちゃを探しましょう。

いつも一緒!出番の多いファーストトイ

一生懸命に選んだおもちゃだからこそ、なるべくたくさん遊んでほしいと思うのも親心です。使いやすく、何度も出番がやってくるファーストトイを紹介します。

初めての友だちを贈る「ぬいぐるみ」

ファーストトイにぬいぐるみを贈る家庭は多くあります。かわいらしい見た目から親しみが湧きやすく、大きくなってからもそばに置いている子どももいます。

なかでも人気なのが、ジェリーキャットのぬいぐるみです。ふわふわで滑らかな毛並みをなでていると、思わずぎゅっと抱きしめたくなります。

バニーのMサイズは全長31cmあり、新生児の大きさとさほど変わりません。種類も豊富なぬいぐるみのなかから、赤ちゃんの初めての友だちを探してみてはいかがでしょうか。

・商品名:ジェリーキャット Blossom Silver Bunny Medium_BL3BSN(ブロッサムシルバーバニーBL3BSN)

・Amazon:商品はこちら

離乳食の練習にもなる「歯固め」

口にものを入れるのが大好きな赤ちゃんには、なめたりかんだりして遊べる歯固めもおすすめです。歯固めは歯茎のマッサージや、かむ動作の練習に役立つともいわれています。

特に歯が生え始めるころの赤ちゃんは、頻繁にものをかもうとします。歯固めを与えておくと、歯茎がムズムズする不快感をやわらげることもできるでしょう。

人気のおもちゃブランド・Sassyの「カミカミみつばち」は、まだ視力が成長段階の赤ちゃんも認識しやすい、くっきりとしたカラーです。ポコポコ・つるつるなど、羽によって異なる感触が指先の発達にも役立ちます。

また、暑い時期には冷蔵庫で冷やし、ひんやりとした感触も楽しめます。

・商品名:Sassy カミカミみつばち

・Amazon:商品はこちら

遊びにも寝かしつけにも大活躍「メリー」

お座り前の赤ちゃんは、仰向けに寝て過ごす時間が長いため、下から見上げるメリーはぴったりのおもちゃです。

音楽とともにゆっくりと回転し、聴覚と視覚を一度に楽しませてくれます。頭上で楽しげに踊るおもちゃたちに、きっと赤ちゃんも夢中になるでしょう。

タカラトミーの「メロディいっぱい♪やわらかガラガラメリー プレミアム」には、10曲のメロディと3種類の環境音が収録されており、遊ぶときだけではなく寝かしつけにもぴったりです。

・商品名:タカラトミー メロディいっぱい♪やわらかガラガラメリー プレミアム

・Amazon:商品はこちら

ファーストトイの定番アイテム「ラトル」

しっかりとものを握れるようになったら、振ると音が鳴るという仕組みのラトルが、赤ちゃんの興味をそそります。

Promise Babeの「ベビーラトル」は重さ30gほどで、赤ちゃんの力でも振って遊べます。木枠のなかに小さな鈴が入っているため、そっと振るだけでもコロコロとやさしい音がします。

鈴は小さいパーツですが、木枠の外に飛び出さないので、口に入る心配もありません。取っ手がないタイヤ型なので、お座り期は横にして転がすように遊べます。

・商品名:Promise Babe ベビーラトル

・Amazon:商品はこちら

お出かけに便利なファーストトイ

お出かけのとき「グズグズと機嫌が悪くなったらどうしよう…」と心配するママも多いでしょう。お気に入りのおもちゃと一緒なら、赤ちゃんもずっとご機嫌でいてくれるかもしれません。

なめてもかんでも破けない「布絵本」

布絵本は「読む」ではなく「見る」「遊ぶ」に特化した絵本です。紙の代わりにコットンやポリエステルでできており、まだ歯が生えていない赤ちゃんが少しかみついたくらいでは破れません。

世界中で愛されてきたロングセラー絵本『はらぺこあおむし』にも、布絵本バージョンがあります。押すと音が鳴ったりシャカシャカの手触りを楽しんだり、赤ちゃんを飽きさせない仕掛けが盛りだくさんです。

どこにでも引っ掛けられるCリングが付いており、家のなかはもちろん、お出かけ用のおもちゃとしても活躍してくれます。

・商品名:日本育児 はらぺこあおむし どこでもソフトブック C型リング付き

・楽天:商品はこちら

単純な形だから遊びの幅が広がる「ボール」

ボールは赤ちゃんの個性や与える時期も選ばない万能なおもちゃです。手に取ってじっとながめる赤ちゃんもいれば、活発に転がそうとする赤ちゃんもいます。

赤ちゃんのボールといえば「オーボール」と、すぐに思い浮かぶくらい有名なボールです。軽くて穴が開いているため、赤ちゃんの小さな手でもつかみやすく、ビーズを鳴らせばラトル代わりにもなります。

お出かけする際に持たせておきたいときは、別売の「オーリンク」でベビーカーやチャイルドシートに取り付けるとよいでしょう。気軽に水洗いできるため、いつでも清潔に使えます。

・商品名:Kids II オーボール

・Amazon:商品はこちら

遊び方いろいろ!長く使えるファーストトイ

赤ちゃんの成長はとてもはやく、興味を持つおもちゃもあっという間に変わっていきます。そのなかでも、比較的長く遊んでくれるファーストトイをピックアップしました。

遊び方の変化で成長を感じる「積み木」

積み木は、赤ちゃん期には形・味・色を楽しみ、幼児期には積み上げてもの作りもできるようになるので、もっとも長く遊べるおもちゃといえるかもしれません。

なかには積むだけではなく、ドミノやボーリングなど、様々な遊びに変化させる子もいるでしょう。パパやママは、遊び方の変化で赤ちゃんの成長を実感できるはずです。

「お米のどうぶつつみき」は国産米を原料に、国内で製作された積み木です。角が丸く無塗装なので、口に含むことが大好きな赤ちゃんにも配慮しているおもちゃです。

・商品名:ピープル お米のどうぶつつみき いろどり

・Amazon:商品はこちら

遊びながら五感を刺激する「プレイジム」

「たくさん体を動かしてほしい」と考えている人は、豊富な仕掛けで五感を刺激するプレイジムはいかがでしょうか。

寝返りをして手足の動きが活発になると、興味のあるものに触ろうとします。全身を動かすため、運動機能のサポートにもぴったりです。

「レインフォレスト・デラックスジムII」は、亜熱帯のジャングルを模したプレイジムです。まるで森のなかにいるようなサウンドや、音楽に合わせてライトも点滅します。

カラフルな動物のいくつかは取り外せるので、外出先でもお気に入りの動物と一緒に遊べます。

・商品名:フィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジムII

・Amazon:商品はこちら

まとめ

おもちゃは赤ちゃんが楽しめるだけではなく、心や体の成長に役立ちます。パパやママも「こんなことができるようになったんだ」と、子育ての喜びを感じるでしょう。

特にファーストトイを選ぶときには、素材や安全性のほか、成長段階に合っているのか購入前にしっかりと確認する必要があります。

赤ちゃんと呼ばれる期間は、長く続く子育てのなかでも、ほんのわずかです。大切な赤ちゃんが楽しめるおもちゃを選んで、すてきな思い出を作りましょう。

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