赤ちゃんのパジャマはいつから必要?
生まれて間もない赤ちゃんは昼夜問わずに寝ているため、夜だけパジャマに着替えさせるケースはまれです。
子育て中のママのなかには「いつからパジャマが必要なの?」「何を着せればいいの…」と迷う人もいるのではないでしょうか?
夜まとまって眠るようになるころ
月齢の小さいうちは、パジャマに着替えさせる必要はほとんどありません。吐き戻しやおもらしで1日に何度も着替えるケースもあり、あえてパジャマを用意するママは多くないはずです。
生後3カ月を過ぎたころからは少しずつ昼夜の区別が付き始め、「昼間は活動して夜にまとめて寝る」という生活リズムが身に付いてきます。
このタイミングで「夜寝る前にパジャマに着替え、朝になったらパジャマを脱ぐ」を習慣化すると、赤ちゃんの朝と夜のリズムが整いやすくなります。
首がすわってきたころ
パジャマデビューは首がすわってきたころがおすすめです。個人差もありますが、生後3~4カ月ごろを目安にしましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは首の筋肉がなく、重い頭を自分で支えるのが困難です。自力で頭を動かせる段階まで待った方が、着替えをさせるパパ・ママも楽でしょう。このころになると外出ができるようになり、外出着を着る機会も増えてきます。
ちなみに、赤ちゃんのパジャマのサイズは70以上のものがほとんどです。70サイズのパジャマが着られるようになったタイミングで、パジャマデビューをさせるママも少なくありません。
赤ちゃんパジャマの選び方
小さな赤ちゃんは大人が思っている以上にデリケートです。体格や肌に合わないパジャマは着心地が悪く、パジャマ嫌いを助長させる要因にもなりかねません。
赤ちゃんは自分の思いを言葉で伝えられないため、周囲の大人が気持ちを汲み取ってあげる必要があります。パジャマを選ぶポイントを見ていきましょう。
成長に合わせたサイズ
パジャマ選びでもっとも重要なポイントといえるのが「サイズ」です。赤ちゃんパジャマのサイズは70~80以上のものが一般的で、新生児用はほとんど扱われていません。
「子どもは成長が早いから…」といってオーバーサイズのパジャマを購入する人もいますが、体の大きさに合ったサイズを選びましょう。
赤ちゃんは筋肉が十分に発達していないため、パジャマが大きすぎるとハイハイや寝返りがうまくできないことがあります。反対に、窮屈なパジャマはリラックスできず、機嫌を損ねてしまいかねません。
季節・月齢に合ったデザイン
赤ちゃんパジャマのデザインは、季節や月齢に合わせるのが基本です。
春・夏の暖かい時期であれば、通気性のよい半袖のパジャマが活躍します。反対に秋・冬の寒い時期は、足がすっぽりと覆われるロンパースタイプや長袖のパジャマを選ぶ必要があるでしょう。
月齢の低いうちは、寝かせたままで着替えができる「前開きのパジャマ」が便利です。動きが活発になり、お座りができるようになったタイミングで「セパレートタイプ」に切り替えるのもよいでしょう。
パジャマの素材もポイント
赤ちゃんのデリケートな肌には綿100%のパジャマがおすすめです。綿は肌触りが優しいのに加え、吸湿性・吸水性に優れています。寝ている間にかいた汗を吸収してくれるため、不快感の改善や肌トラブルの防止にもつながります。
春・夏はガーゼやフライス(リブ編み)などの風通しのよい生地がよく、秋・冬は保温性に優れた生地を選ぶのがポイントです。肌着の上に中綿入りの厚手のパジャマを重ねるのもよいでしょう。
フリースやボアに代表される「ポリエステル」は保温性に優れていますが、吸湿性・放湿性があまりよくありません。
汗をかいたり、体温がうまく調節できなかったりして寝つきが悪くなることもあるので、不快感のサインを見逃さないようにしましょう。
赤ちゃんにおすすめのパジャマ「半袖」
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、思った以上に暑がりです。春・夏の暖かい季節になったら、通気性のよい半袖パジャマにチェンジしましょう。「お腹の冷えが気になる」というときは、腹巻付きタイプやお腹が出にくいタイプがおすすめです。
コンビミニ「ベビさらオール」
汗ばむ季節にぴったりなのが、コンビミニの「ベビさらオール」です。速乾性の高いダブルガーゼが使われており、寝汗を素早く吸収します。さらっとした肌触りで風通しがよく、暑い夏の夜でも快適に過ごせるでしょう。
着脱しやすい前ボタンタイプで、襟元はバインダー仕上げです。毎日着てもへたりにくく、だらんとならないところが高く評価できます。打合せが深いので、寝返りでお腹がはだけてしまう心配もありません。
・商品名:コンビミニ「ベビさらオール」
ベルメゾン「前開き腹巻付き半袖ボーイズ・ガールズパジャマ」
「セパレートタイプはお腹が冷えるのが心配」という人におすすめなのが、腹巻付きの半袖パジャマです。
パジャマの上に腹巻を重ねると不快感を覚える赤ちゃんもいますが、あらかじめパンツに腹巻が付いているパジャマなら、動きが妨げられません。着ぶくれもなく、冷房や扇風機の冷えから大事なお腹を守ってくれます。
パジャマの素材は綿100%で、細かい凹凸がある「梨地天竺素材」が採用されています。トップスは前中央ボタン開きなので着脱が容易にできるでしょう。
・商品名:ベルメゾン「前開き腹巻付き半袖ボーイズ・ガールズパジャマ」
PUPO「お腹が出にくい半袖パジャマ」
PUPOの半袖パジャマは股上が深めです。お腹がきちんと隠れるデザインなので、トップスをパンツにインすれば、寝返りを打ってもはだける心配はほとんどないでしょう。
トップスは首後ろがゴム仕様になっており、襟元が大きく開きます。「かぶるタイプのパジャマは着替えが大変」と感じていた人でも比較的楽に着替えができるはずです。
素材は綿100%で、ほどよい厚みのあるフライス生地が使われています。汗をしっかり吸う上に伸縮性があり、赤ちゃんパジャマの素材としては理想といえるでしょう。
・商品名:PUPO「お腹が出にくい半袖パジャマ」
ZOO LAND「キッズパジャマ 上下セット」
しなやかな肌触りの梨地天竺素材が採用されており、汗をかいても肌に生地が張り付きにくいのが特徴です。さらっとして着心地がよい上に手入れも簡単にできます。
パンツのお尻部分にはマチがあり、おむつの上から着用してもゆとりがあります。伸縮性のある腹巻が付いているため、夏の冷え対策にもぴったりでしょう。
ZOO LANDのアイテムは、デザインやカラーバリエーションが豊富です。動物やフルーツなどのイラストが全面にプリントされていて、毎日パジャマに着替えるのが楽しみになるはずです。
・商品名:ZOO LAND「キッズパジャマ 上下セット」
赤ちゃんにおすすめのパジャマ「長袖」
長袖のパジャマは1年を通して活躍します。赤ちゃんは体温調節がうまくできないため、暖かい季節は通気性のよい素材、寒い季節は保温性の高い素材を選びましょう。
川端縫製「やわらかパイル パジャマ・カバーオール」
デリケートな肌を傷つけにくい「パイル生地」のカバーオールです。パイル生地とは繊維をループ状にした織り方のことで、肌触りはタオルに似ています。綿100%で吸湿性が高く、汗ばむ季節から肌寒い季節までオールシーズン使えるでしょう。
スナップボタンが付いた前開きタイプで、赤ちゃんを寝かせたまま簡単に着替えができるのもポイントです。生地作りから裁縫までのすべてが日本製で「クオリティーを1番に考えたい」というママに選ばれています。
・商品名:川端縫製「やわらかパイル パジャマ・カバーオール」
PUPO「お腹が出にくい長袖パジャマ」
パジャマとしてはもちろん、ルームウエアとしても重宝する長袖パジャマです。バニラやオリーブグレー、ココアなどの落ち着いたカラーラインナップは、兄弟姉妹で色違いにしてもおしゃれです。
表面にはポコポコとした触り心地の「ポコポコニット素材」、裏地にはなめらかな肌触りの「フラット素材」が採用され、ストレスのない快適な着心地に仕上がっています。
空気層を含む独特な織り方なので、一般的な綿100%のパジャマよりも温かさを感じるでしょう。股上が深めでお腹が冷えないのもメリットです。
・商品名:PUPO「お腹が出にくい長袖パジャマ」
Baby nest「ベビー服 パジャマ」
小さな子どものダイナミックな動きを妨げない、セパレートタイプのパジャマです。トップスは頭からかぶる仕様ですが、襟元がボタン式で大きく開くため、着脱がらくちんです※。
生地はほどよい厚みがある綿100%素材です。カラーやデザインがおしゃれで、ルームウエアや外出着としても違和感がありません。ただ、股上がそれほど深くないため、冬はお腹が出ないようにガードしてあげた方がよいでしょう。
※デザインによって異なる場合あり
・商品名:Baby nest「ベビー服 パジャマ」
sept zero「もこもこパジャマ」
保温性に優れたポリエステル素材のパジャマです。表地・裏地ともにもこもこして肌触りがよい上、冷たい外気をシャットアウトしてくれます。冬の日のルームウエアとしても大活躍するでしょう。
着脱が容易な前開きタイプで、上・中・下の3カ所にジッパーが付いています(トリプルジッパー)。綿のパジャマと違ってしわになりにくく、アイロンの手間が省けるところも優秀です。
お尻から足にかけてのラインがゆったりとしているので、おむつを付けていても窮屈さがありません。カラーはピンクとブルーの2種類で、かわいい動物のイラストが描かれています。
・商品名:sept zero「もこもこパジャマ」
まとめ
新生児のうちは「部屋着もパジャマも一緒」というケースが多いですが、夜にまとまった睡眠時間が取れるようになってきたら、パジャマに着替える習慣を付けたいものです。
赤ちゃんパジャマは素材や形状が豊富で、季節や月齢に応じて選び分ける必要があります。大人の好みや事情で選ばずに、赤ちゃんの心地よさを第一に考えましょう。
その日の気温や体調に合わせて選べるように、タイプの異なるパジャマを2~3着用意しておくのもおすすめです。