子ども向け本棚を置くメリットは?
基本的には本を収納する目的のみで使用する大人用の本棚とは違い、子ども用本棚を部屋に置くことにはたくさんのメリットがあります。
まずは、子ども向け本棚を部屋に置くことで、どういったメリットや効果があるのか見ていきましょう。
本を身近に感じられる
子どもが長い時間を過ごすリビングや子ども部屋に本棚を置いてあげることで、自然と本を目にする機会が増え、子ども自身が本を身近な存在として認識するようになります。
子ども向け本棚は子どもの背丈に合わせて作られているため、子どもが「読みたい!」と感じたらすぐ手に取れ、知的好奇心や探求心をすぐに満たせるのもメリットのひとつです。
また、本を自分で本棚に返すことを繰り返すうちに、幼少期から楽しく片付けの習慣を身につけられます。
子ども向け本棚には、収納トレーやラックがついているものが多いため、本以外にもおもちゃや着替えを収納する練習で使用するのもおすすめです。
子ども向け本棚を選ぶポイントは?
子ども向けに作られた本棚といっても、種類や形状が様々で、なにを基準に選べばいいのか分からない人も多いでしょう。
子どもに合った本棚を選ぶためのポイントを、4点紹介します。
年齢に合った本棚のタイプを選ぶ
本棚は大きく分けて2タイプに分かれます。それぞれ形状や使い勝手が異なるため、子どもの年齢や本の量に合ったものを選びましょう。
・マガジンラックタイプ
本の表紙が見えるように収納するタイプの本棚です。字が読めない小さな子どもでも、表紙を見てお気に入りの本を見つけられます。片付けるときも、子どもが本を両手に持ってスポッと入れるだけなので、片付けしやすいのが特徴です。
・オープンラックタイプ
本の背表紙が見えるタイプの本棚です。字が読めるようになってきた小学生以降の子どもに向いています。マガジンラックタイプと比較して、より多くの本を収納できるのが特徴です。
収納の有無で選ぶ
本棚に収納スペースが設けられているかも確認しましょう。子ども向け本棚には、本の収納スペースとは別に、本以外のものを収納するケースが備わっているものが多く、リビングや子ども部屋の整理整頓に役立ちます。
未就学児の場合は、収納スペースにおもちゃを入れることにより、片付けの習慣が身につくでしょう。小学生以上の子どもなら、着替えや学校の道具を入れて、身支度の練習を始めるきっかけ作りにするのもおすすめです。
取り外せる収納ケースや、キャスターつきのラックがついている本棚を選べば、子どもの力で移動させやすくなり、より片付けがはかどるでしょう。
素材で選ぶ
子ども用本棚の素材は、木製・布製・段ボール製の主に3種類に分かれます。それぞれ素材の特性を生かしたメリットがあるため、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
・木製
一般的に広く販売されている素材で、温かみがあり、インテリアを問わずマッチしやすいのが特徴です。やや重たいのが難点ですが、耐久性に優れており、長く使い続けられます。入園祝いや入学祝いなど、子どもへのギフトとしてもおすすめの素材です。
・布製
マガジンラックタイプの本棚によく使用されている素材です。木製の本棚と比較して軽めの設計で移動も簡単です。また、本を出し入れする際に本が傷みにくいのもメリットでしょう。
・段ボール製
段ボールは、コンパクトなサイズの手持ち本棚に使われることが多い素材です。子どもでも持ち運べるほど軽く、使用しないときはバラしておけるため、家具を増やしたくない家庭や引っ越しが多い家庭におすすめの素材といえます。
デザインで選ぶ
子ども用の本棚は、パステルカラーやビビッドなカラーといったかわいらしいデザインのものが多く販売されています。子どもらしい雰囲気を楽しみたい人は、デザイン性の高い本棚を選んでみましょう。
反対に、子どもの成長を見越して「長く使ってもらいたい」と考えている人には、ベージュやホワイトを基調にした、シンプルなデザインの本棚が向いています。
またデザイン性を重視するだけでなく、角のない構造や木の面取りが行われているかといった、子どもがけがをしにくいような工夫が施されているかに注目して選ぶのも大切なポイントです。
マガジンラックタイプの子ども向け本棚
「小さな子どもが簡単に片付けできる本棚が欲しい」と考えている人は、マガジンラックタイプの本棚がおすすめです。素材がそれぞれ異なる本棚を3点紹介します。
LOWYA「子供用絵本棚 タイプA」
波打つデザインがかわいい、ナチュラルな雰囲気の本棚です。収納トレーやキャリーつきのワゴンに加え、棚も2段用意されているため、本やおもちゃを子どもが好きな場所に収納できるのが特徴です。
収納トレーは好きな色を選べるため、子どもの性別や部屋の雰囲気に合わせてカスタマイズできます。子どもの好みに合わせて相談しながら選んでみるのもおすすめです。
・商品名:LOWYA「子供用絵本棚 タイプA」
森井紙器工業「すまいるキッズ絵本ラック」
子どもの手で持ち運ぶのにぴったりな、コンパクトサイズの本棚です。お気に入りの本をセレクトして、リビングや子ども部屋でいつでも読めるようにセットしておくのはいかがでしょうか。
段ボール製なので、主さ約0.6kgととても軽いのも魅力です。使わないときはバラしてコンパクトに収納できるため、本棚を置くスペースが取れない人でも扱いやすいでしょう。
・商品名:森井紙器工業「すまいるキッズ絵本ラック」
SUGGEST 「マガジンラック」
奥行約30cmのスリムな布製本棚です。帆布のナチュラルな雰囲気は、どんな部屋の雰囲気にもマッチし、しっくり溶け込むでしょう。
子どもが使用しなくなったら、玄関に置いてスリッパラックにしたり、おしゃれな雑誌を入れて見せる収納にしたりするのもおすすめです。
・商品名:SUGGEST 「マガジンラック」
オープンラックタイプの子ども向け本棚
「子どもから大人まで使いやすい本棚が欲しい」と考えている人は、オープンラックタイプの子ども向け本棚を選んでみましょう。家族みんなで使える本棚を、3点紹介します。
ワイエムワールド「小さい手でもお片付けしやすいおもちゃラック」
商品名の通り、子どもの手で片付けられるよう、子どもの目線に合わせて低めに設計されています。奥行きがあるので、コンパクトな見た目以上に収納力を兼ね備えているのが特徴です。
また、「こぼれ落ち防止ガード」がついているため、片付けたおもちゃや本が落ちにくくなっています。子どもの片付けの習慣を応援する本棚といえるでしょう。
・商品名:ワイエムワールド「小さい手でもお片付けしやすいおもちゃラック」
山善「天然木回転書棚 TKR-3」
スリムな形状をした回転式の本棚は、リビングの一角に置いても場所を取らず、省スペースで本を収納できます。高さ約100cmなので、子どもの背丈でも上の段に収納でき、取り出しやすいのが特徴です。
また、本棚の上部には天板がついており、スマホや飲み物などの小物が置けるようになっています。子どもが使わないときは、パパママのサイドテーブルとして活用することも可能です。
・商品名:山善「天然木回転書棚 TKR-3」
アイリスオーヤマ「コミックラック スライドシングル CSS-9090」
スライド式の収納棚がついている便利な本棚です。漫画や文庫本をたっぷり収納できるうえに、スライド棚にはキャスターがついているため、楽にスライドさせ読みたい本を取り出せます。
また収納する本に合わせて棚の高さを変えられるため、自分に合った本棚にカスタマイズしたい子どもへのプレゼントにうってつけです。
・商品名:アイリスオーヤマ「コミックラック スライドシングル CSS-9090」
収納力のある子ども向け本棚
収納力が高い、子ども向け本棚を2点紹介します。使い勝手やライフスタイルに合わせて、選んでみましょう。
LOWYA「ディスプレイ収納ラック」
ワイドな本棚で、おもちゃや本をたっぷり収納できます。同じサイズの2個組のため、横に並べたり縦に重ねたりと自由にレイアウトが可能です。きょうだいで半分ずつ使うのもおすすめです。
隠したい小物類はしまって、お気に入りの本や写真はおしゃれにディスプレイするなど、子どもの好みに合わせてカスタマイズできる機能性の高さもうれしいポイントです。
・商品名:LOWYA「ディスプレイ収納ラック」
アイリスオーヤマ「収納カートトイハウスラック STHR-13」
収納カートと収納トレーがついた本棚です。収納トレーのサイズは大・小の2サイズ展開なので、収納するものに合わせてフィットするものを選べます。
収納する場所が多いため、子どもが自分で片付ける場所を決められるのがうれしいポイントです。片付けの習慣づけや、自分で進んで片付け場所を決めるといった自主性を育むことにも繋がるでしょう。
・商品名:アイリスオーヤマ「収納カートトイハウスラック STHR-13」
まとめ
日中、子どもが多くの時間を過ごすリビングや子ども部屋に本棚を置くことで、子どもが本を身近な存在として認識するようになります。子どもが本を読みたいと感じたらすぐに手を伸ばせるため、知的好奇心や探求心を育むことにも繋がるでしょう。
子ども向けの本棚は様々な商品が販売されているため、形状や収納力に注目して、ライフスタイルに合ったものを選ぶのがおすすめです。パパママと子どもにとって使い勝手のよい本棚を見つけて、読書や片付けを楽しく習慣づけましょう。