もはやお茶特区!? 名所を眺めつつお茶行脚へ。静岡駅周辺お茶の旅。

6.〈NO’AGE concentré〉静岡だからこそ出会える、格別のティーカクテル体験。


茶器の宝瓶を使い、希少茶葉「つきしろ」をウォッカで抽出する井谷匡伯(まさみち)さん。黄金色に輝く、白葉茶のつきしろマティーニ2,200円。


ティーカクテルより、煎茶に1滴のコニャックをまとわせた彩霧(さぎり)1,320円。左は白身魚の茶葉和え770円。本日は駿河湾産フエフキダイ。


店名のNO’AGEはウィスキー用語から。

県内で21年の営業を経て、昨秋、鷹匠地区に移転オープンしたバーテンダー・井谷匡伯さんの新拠点。主役の一つが上質なティーカクテル。一煎目をまず味わい、二煎目でカクテルを作る演出に、静岡茶への知識と愛情が息づく。また、店主は料理人出身のため、カクテルとのフードペアリングも(予約制)。バーの枠を超えた、新たな茶寮の形だ。

〈NO’AGE concentré〉/ノンエイジ コンセントレ
住所:静岡県静岡市葵区鷹匠2-5-12 1F│地図
TEL:054-253-6615
営業時間:18:00〜23:30LO
定休日:月、第3日曜
席数:6

7.〈ニガクナイコウチャ〉まさに“苦くない”おいしさ、 静岡土産のニューフェイス!


便利なミニパック。ティーバッグ2個入り 1袋250円。飲み比べや プチギフトに最適!


場所は駅ビル〈パルシェ〉1階「食彩館」内。


ドリンクメニューより、右からフルーツティー、ミルクティー各648円。ともに“苦渋味”が少なく香りも爽やか。

静岡市北部に広がる霧の山里、両河内。ここで茶園を営む〈グリーンエイト〉による和紅茶専門店。両河内は霧が日光を遮り、茶葉の苦味の生成が抑えられるのだとか。つゆひかりを使った「琥珀スイート」など、異なる品種や製茶法で作る全9種。どれも丸みのある柔和な口当たりで、品種別の飲み比べも楽しい。駅ビル内でお土産選びにも便利!

〈ニガクナイコウチャ〉by green eight
住所:静岡県静岡市葵区黒金町49 パルシェ1F│地図
TEL:080-7146-0074
営業時間:9:30〜20:00
定休日:不定休

【トピック】茶畑の景観を独占できる「茶の間」とは?

県内7カ所の茶畑に設置されたティーテラスで、絶景を前に思い思いに過ごせる。お茶とセットで90分貸切り1名3,500円など。予約制。詳細はHP(https://changetea.jp/)から。

photo:Kiichi Fukuda illustration:Chieko Kogure text & edit:Yoko Fujimori

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