雨への備え。見るべき雨量の指標と大雨警報などの注意点

大雨に備えるためには

大雨災害に備えるためには、気象・避難情報を正しく活用することが重要です。警報や注意報の基準はキキクルで知ることができます。しかし、今後の雨の状況を予想して備えるためには雨雲レーダーやアメダスの活用も必要です。

1時間に20mmを超える強い雨が降り出したら注意報や警報の発令を意識し、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降り出したら避難に向けた準備、場合によっては避難が必要になってきます。

弱い雨でも長時間降ると浸水・土砂災害のリスクが高まるので、キキクルをこまめにチェックして、黄色や赤色のエリアが増えていないか確認してください。

また、過去のデータや災害例を参考にしながら、住んでいるエリアでどれくらいの雨量になると災害が発生するかも調べておくと防災対策の参考になります。

〈執筆者プロフィル〉

田頭 孝志

防災アドバイザー/気象予報士

田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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