薬膳に学ぶ!自分にぴったりのダイエット食材

薬膳に学ぶ!自分にぴったりのダイエット食材

今度こそ! と思ってダイエットに挑んでも思ったように痩せなかったり、辛くて途中で断念したりした経験がある人は少なくないのでは? そんなときに役立てたいのが漢方の知識。自分の体質を理解し、相性の良いダイエット方法を見つけることで理想の体型に近づけるかも。今回は日本ウェルネス漢方協会の理事である漢方薬剤師の森田博美さんに、体質を知るための方法やダイエットのコツを伺った。すぐにできることばかりなのでぜひ参考にしてみて。

タイプ2 「気」の巡りが滞っている体質

気の巡りが滞っている人で、気を巡らせる身近な食材は以下。

・ミント
・セロリ
・レバー
・みつ葉
・グレープフルーツ
・ミカン(ミカンの皮、陳皮)
・ユズの皮
・ジャスミン茶(ジャスミンそのもの)

このタイプの人は香りが良い食材が向いているため、ハーブティーもおすすめ。

・カモミール
・ローズ
・ラベンダー

などのハーブが、薬膳の考え方からいいハーブ。料理に取り入れるのもOK。柑橘類全般の皮の香りもおすすめ。気持ちいい香りを楽しむことが大事なので、アロマオイルや香水なども楽しむのも効果的。

体が温まったほうが気の巡りが良くなりやすいので、温かい料理にして食べるのがおすすめ。良い香りだと思う食材を選び、香りを楽しみながら食べて。

外の空気を吸い、開放的な気分になる方が気の巡りが良くなりやすいので、運動するなら外ですることがいちばん。気の不足がないのであれば、強度な運動の方が適切。ランニングや水泳、登山、一緒に運動する人がいるなら球技、習いに行けるなら武道など。気持ちの発散を意識して運動して。

タイプ3 「血」の働きが不足している体質

血が少ない人におすすめの、血の働きを補う身近な食材は以下。

・玉ねぎ
・黒豆(黒大豆)
・黒キクラゲ
・シメジ
・ニンジン
・黒ごま
・イワシ
・サンマ
・アジ
・牛肉
・牛・豚・鶏のレバー

タンパク質・ミネラル・ビタミンをしっかり取ることを意識して。

「このタイプの人は気の不足も持ち合わせていることが多いので、火を通した消化にいい料理にするほうがおすすめです。また、眠っている間に血が作られるとされるので、夜は早めに寝てみてください」(篠原さん)

運動は、無理なくできる範囲で継続することが大事。また、汗を大量にかくと体力を消耗します。このタイプの人も体の潤いも不足しがちなので、汗をかきすぎる運動やサウナはあまりおすすめできないそう。

関連記事: