乳歯の生え変わり時期や順番は?注意点や正しい歯磨き方法もチェック

第184回 みんなが共感!ママのお悩み
子どもの乳歯が生え変わり、大人の歯になる日が待ち遠しいママやパパは多いでしょう。歯の生え変わりは成長の証でもあるので、生え変わる気配が感じられないと心配になります。乳歯が生え変わる時期・順番・注意点などをチェックしましょう。

乳歯が生え変わる時期

子どもの乳歯は成長とともに生え変わり、永久歯になります。いつ乳歯が生え変わるのか、気になるママやパパは多いでしょう。子どもの歯が大人の歯に生え変わる時期について紹介します。

生え変わりの時期は人によって異なる

乳歯が生え変わる時期には個人差がありますが、6歳ごろに乳歯が抜け始め、12歳ごろまでかけて順番に生え変わることが一般的です。

生え変わりの速度は個人差が大きく、口のなかの発達の度合いによって時期が変わります。人によって「1年以上のずれ」があることも珍しくないので、あまり神経質になる必要はありません。

定期的に子どもの口のなかの様子を確認しながら、成長を見守りましょう。もし、腫れがあったり膿が出ていたりと気になる点があるなら、速やかに小児歯科を受診することが大事です。

7歳小学1年生で前歯がまだ乳歯って遅いですか? 同級生の前歯は乳歯が抜けて歯抜けの子と、すでに永久歯 | 教えて!goo

生え変わりの順番

乳歯は下の前歯から順番に生え変わり、永久歯は下あごの前歯や第一大臼歯から生えてくるのが一般的です。順番にはある程度の規則性があり、基本的に第一大臼歯以外は前歯から奥歯に向かって生えていきます。

第一大臼歯は食べ物を噛むために重要な歯で、永久歯のなかでもっとも大きく噛む力も強い歯として知られます。6~7歳程度を目安に生えてくることから「6歳臼歯」とも呼ばれ、噛み合わせに重要な歯です。

奥の方にあることや、乳歯の後ろから生えてくるなどの理由から磨きにくいという特徴があります。意識して丁寧に磨き、虫歯にならないようにしましょう。

参考:歯の生え変わり時期について|武蔵野市の歯科 吉祥寺セントラルクリニック

乳歯が抜けて永久歯が生えるまでの時間

一般的には乳歯が抜けてから3カ月程度かけて永久歯が生えてきますが、こちらも個人差があり、はやく生えそろう人もいればなかなか永久歯が生えてこない人もいます。

個人差があるとはいっても、いつまでも永久歯が出てこないと心配になる人は多いでしょう。

乳歯が抜けてから、半年以上たっても永久歯が生えてくる気配がない場合は「歯茎が分厚い」「余分な歯が邪魔をしている」など、何らかのトラブルが起きているのかもしれません。

長期間永久歯が生えてこない場合は、小児歯科を受診しましょう。レントゲンなどで歯や歯茎の状態を確認した結果、そのまま様子を見ることもあれば、治療が必要になるケースもあります。

参考:子どもの歯はいつ生え変わる?親が観察しておきたいポイント – かとう歯科クリニック|ブログ

乳歯の生え変わり時期に注意したいこと

乳歯が生え変わる時期は、普段よりも口のなかの様子に気を配ることをおすすめします。どんなことに注意すればよいのか見ていきましょう。

歯磨きを怠らない

生え始めたばかりの永久歯は虫歯になりやすいので、しっかりと歯磨きをしましょう。乳歯が虫歯になっていると、永久歯に悪影響を与える場合もあります。

「乳歯は抜けるから虫歯になっても構わない」と考えていると、永久歯が虫歯になるリスクを高めたり歯並びが悪くなったりする原因になるでしょう。

永久歯が生えてくる場所にある乳歯や周囲にある乳歯が虫歯になっていると、続いて生えてくる永久歯も虫歯になりやすいのです。

乳歯がはやい段階で虫歯によって失われると、両隣の歯の生え方に影響を与え、永久歯が生えてくるスペースが狭くなって歯並びが乱れる可能性もあります。

参考:歯の生え変わり時期について|武蔵野市の歯科 吉祥寺セントラルクリニック 

気になるときは小児歯科を受診

乳歯が抜けそうでグラグラしている時期は食べ物がうまく噛めず、日常生活に支障が出ることもあります。しっかりと噛もうとすると痛みがあるので、食欲が落ちてしまう子どももいるでしょう。

口のなかにトラブルがなければ自然に抜けるのを待てばよいのですが、子どもの苦痛が大きいときは小児歯科で抜歯してもらった方がよい場合もあります。

腫れや歯並びの乱れなどの異常が見られるときも、小児歯科を受診しましょう。生え変わりの時期は歯磨きがしづらく虫歯のリスクが高まるので、定期的にチェックした方が安心です。

上手な歯磨きのポイント

生え変わりの時期で、乳歯と永久歯が混在している状態を「混合歯列期」といいます。歯が抜けた部分の周辺は磨きづらいので、普段よりも丁寧に磨きましょう。混合歯列期の歯を上手に磨くポイントを紹介します。

歯ブラシは小刻みに動かす・フロスを使う

虫歯を予防するため、子どもに正しい歯磨きの方法を教えましょう。磨き残しがないように、「鏡を見ながら歯を磨く」のが基本です。

自分の歯を見ながら磨いた方が、1本ずつ丁寧に磨けます。歯ブラシを小刻みに動かしながら、細かい部分まで磨きましょう。

乳歯が抜けた両隣の歯や、乳歯と永久歯が並んでいて段差がある部分は汚れがたまりやすいので、子ども用のフロスなども使って磨き残しを防ぐことが大事です。

フロスを使用すればブラシが届かない歯と歯の隙間までしっかりと汚れが落ち、虫歯を防げます。

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仕上げ磨きをする

小学生になるころから、子どもが1人で歯を磨くようになったという家庭は多いでしょう。しかし、できれば「10歳ごろまで」は保護者が仕上げ磨きをした方が安心です。

保護者が口のなかをチェックして磨き残している部分を見つけて教えてあげると、丁寧に磨けるようになります。3~5歳ごろまでは膝の上に子どもの頭を乗せ、寝かせた状態で仕上げ磨きを行いましょう。

6~9歳ごろになると寝かせた状態で磨かれるのを嫌がる場合があるので、立ったまま仕上げ磨きをしても構いません。理想は毎食後ですが、負担を感じる場合は寝る前の夜の歯磨きだけでも仕上げ磨きをするのがおすすめです。

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まとめ

乳歯の生え変わり時期は個人差が大きく、人と比べて遅いからといってあまり焦る必要はありません。心配ならはやめに小児歯科を受診し、診てもらいましょう。

乳歯が生え変わる時期は歯と歯の間に段差ができやすく、汚れがたまりやすいので丁寧な歯磨きが必要です。できれば、保護者が仕上げ磨きをしっかりと行い、口のなかの様子をチェックしてあげるようにしましょう。

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