畑のお肉と呼ばれる「大豆ミート」とは⁈
大豆からタンパク質を取り出し、繊維状にしてお肉のように加工した食品「大豆ミート」。畑のお肉と呼ばれ、豊富な栄養素を含んでいます。コレステロールゼロで栄養価が高く、お肉を食べるよりもカロリーが抑えられるため、ダイエット中の方や健康志向の方に注目の食材になっています。
低カロリーで健康的な大豆ミートの栄養素
大豆ミートは加工の段階で大豆の油分(脂肪)を圧搾して作るため、含まれる脂質の量が少なくなります。
牛肩ロース肉で比較すると、100g当たり411kcalに対して、大豆ミート(ブロックタイプ)は約1/4の108kcal。脂肪はなんと1/50と言われています。
【大豆ミートの栄養素】
◆タンパク質
動物性のタンパク質が豊富な食材といえばお肉が思い浮かびますが、大豆ミートにはアミノ酸バランスのよい良質な植物性タンパク質が含まれています。
◆食物繊維
大豆ミートには、お肉に含まれない食物繊維が豊富に含まれています。一緒に食べたものの脂肪の吸収を防ぎ、排出を促すことで便秘の予防や改善につながり、腸内環境を整える効果が期待できます。
◆ビタミンB群
糖質や脂質を分解し、新陳代謝を促進させる効果があると言われています。
◆ミネラル
カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルが豊富です。ミネラルには体の調子を整える働きが期待できます。
◆大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをし、女性に嬉しい美容やアンチエイジング、生理周期を安定させる効果などが期待できると言われています。
大豆ミートの戻し方は簡単⁈ 調理前の下ごしらえポイント
乾燥したものをお湯で戻せば、お肉のような食感を楽しめます。
1. お鍋にたっぷりのお湯沸かし、大豆ミートを入れて弱火で5〜10分間ほど茹で戻します(強火でグツグツ煮ると形崩れの原因になります)。
2. ザルにあけてお湯を捨てます。
3. ボールに溜めた水の中で優しく揉み洗いをします。水を替えて2、3回繰り返し、最後はギュッと絞ります(食べた時に大豆の香りが気にならなくなります)。
4. 通常の料理と同じように、下味を付け5分以上馴染ませてからお料理に使います。
※大豆ミートは、湯戻しすると約3倍になります。お肉の分量で300g必要な場合は、大豆ミートの湯戻し目安は、100gです。
その都度戻す手間を省くために…
1袋を一度に戻して、残りは冷凍保存するのがオススメです。3の後、フリーザーバックへなるべく平らにして入れ、冷凍庫へ入れてください。使うときは必要な分だけ取り出して常温解凍、急ぎの時はぬるま湯につければ戻ります(下味をつけての冷凍もオススメです)。
大豆ミートのタイプ別の使い方
大豆ミートは、ブロックやバラ肉、ひき肉タイプ等あり、レシピに応じて使い分けることができて便利です。
【ブロックタイプ】
ブロックタイプは食べ応え十分です。大豆ミートの唐揚げや、酢豚に。
【スライス・バラ肉タイプ】
スライスしたお肉のような形です。しょうが焼きのような炒め物や丼物に。
【ミンチタイプ】
ひき肉の代わりに、ハンバーグやミートソース、餃子などに。
湯戻し・水切り不要で開封したらすぐに使えるレトルトタイプの大豆ミートもあり便利ですよ。
いかがでしたか?大豆ミートはきちんと下処理さえすれば、お肉と同じ感覚で調理することができ、和・洋・中と様々な料理に活用できます。
美容と健康をサポートするヘルシー食材なので、家族の健康のためにいつものお肉の代わりに大豆ミートをぜひ使ってみてください。