今すぐ食べたい! 冬のココロと体を温める、薬膳メニュー5選

今すぐ食べたい! 冬のココロと体を温める、薬膳メニュー5選

冬のココロと体を整えたい。そんな人に注目されている「薬膳」。最近は薬膳専門店だけでなく、火鍋やスープなど、薬膳を取り入れた料理を扱うレストランも増加中。中国古来の“薬食同源”の考え方を礎に、旬食材などを体の状態に合わせて取り入れていく薬膳。専門家である坂井美穂さんのお話を参考に、ぜひ味わってみて。

「生命力の要“腎”にアプローチする食材を
暖かい料理でいただくのがおすすめ」

温かい食材と料理で、冬に弱りやすい腎の力を補って。写真/焼肉・薬膳雑草家 

「薬膳は、中医学の理論に基づき、免疫力を高めてくれる料理で、体のポテンシャルを引き出してくれます。体へのアプローチの仕方はとてもシンプルで、“いらないものを捨てる”、“足りないものを補う”、そして“バランスを整える”の3つ。そのため、冬は消耗した腎に力を補う食材が必要です。おすすめは、ナッツ類なら栗やクルミ、黒ゴマ。きのこはマッシュルームやしいたけ、肉は鶏、羊、鹿などの骨付きが特に良いです。エビやタイなどの魚介類も腎機能を高めてくれます。温かい料理でいただくのが良いでしょう」(坂井さん)

坂井さんによると、同じく腎を強める食材でも働きがそれぞれ異なるとのこと。例えば、シナモンや八角は体を温めるパワーが強いため、更年期やストレスなどによって熱に傾いている人は、ほどほどに。ぶどうやスッポンなどの潤いを補いながら腎を強める食材がおすすめなのだそう。その時々の自分の体調と合うものを選ぶことも大切にしたい。

少し難しそうな薬膳。どんな風に食べれば良い?

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