2. インドネシアのカレーのおいしさに出会える名店「チャベ目黒店」
インドネシア大使館が近い目黒、東京最古のインドネシア料理店「せでるはな」が2016年に閉店したその跡地を受け継いだのが「cabe(チャベ)」。
ナシゴレンやサテーといったスタンダードなメニューだけでなく、現地の屋台料理や家庭料理、セットメニューにデザートと、そのレパートリーはすごいのひと言です。
味付けは現地式ながら、多くの日本人が苦手と思われる「臭み」は控えめで、誰もが素直に「うまい!」と思える味に仕上がっています。
グレカンビン
990円(税込)+ライス220円(税込)
本当に何を食べても外さない「チャべ」ですが、私が絶対にオーダーするのがこの「グレカンビン」。インドネシアのシャバシャバなヤギカレーなんです。
沖縄料理でヤギ肉を食べたことある人などは「けっこう臭みあるんじゃ?」と警戒するかもしれませんが、はっきり言って臭みゼロ。なのにヤギ独特の旨味がカレー全体に染み渡っていて、何というか「うまい」としか言いようがない絶品カレーなのです。
皆さんもぜひ一度食べてみてください。絶対人に勧めたくなりますから。
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3. 住宅街に隠れた、東京スープカレーの最高峰「薬膳スープカレー シャナイア」
「スープカレー」の本場といえば札幌。けれど札幌のスープカレーマニアにも全力でおすすめしたい東京スープカレーの名店が目黒にあります。移動販売から始まり、2012年に実店舗をオープン。住宅街の奥の奥、普通に歩いていたら絶対見つけられない場所にあるにもかかわらず、そのおいしさが評判を呼び、今や大繁盛店になりました。
10年の間じっくりとブラッシュアップされてきたそのスープカレーは、もはや圧巻の域。東京スープカレーの最高峰と言っていいでしょう。お店の外観も内装も、ネコがモチーフになっているところもチャーミングです。
チキンと野菜のスープカレー
1,450円(税込)・普通盛り200g
・オリジナルスープ
・6辛(5辛+粗挽き唐辛子)+50円(税込)
・寝かせ玄米 +100円(税込)
スープカレーの基本といえばチキンと野菜。この基本メニューがすごいんです。秘伝の黒酒を使い旨味を熟成させた骨つきチキンレッグに、10種以上の野菜と生薬。
じっくりと煮込まれたチキンレッグは、肉だけでなく骨の先までやわらか。旬のなすやエリンギ、味が染みた大根に瑞々しいカブ、いずれも食べ応えあるぶ厚めカットです。白キクラゲ、レンコン、キャベツ、ズッキーニ、ピーマン、カボチャ、ジャガイモ、にんじん、カイワレ、水菜、クコの実、松の実……めくるめく食感の変化と、全体の統一感、そのバランスがすごいんです。
ごはんは、しっかりした噛みごたえがスープによく合う「寝かせ玄米」。隅から隅まで隙のない、まさに傑作スープカレーです。
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配信: macaroni