離婚した相手とのたった1つの復縁ポイント!円滑に復縁するための弁護士の教え

離婚した相手とのたった1つの復縁ポイント!円滑に復縁するための弁護士の教え

3、離婚後に復縁の可能性が高い離婚原因

次は、復縁の可能性が高い夫婦の離婚原因について紹介いたします。

(1)些細な喧嘩、一時的な感情が原因で離婚してしまった場合

喧嘩が原因で離婚する夫婦も多くいます。その中でも、長年にわたる喧嘩や不満ではなく、一時の喧嘩、感情で離婚まで突き進んでしまう事例も多くあるのが現代です。

喧嘩当時は、心に深い傷を負い、修復不可能と考えてしまいます。しかし、少し時間がたつと、離婚まですることだったのか、と思い返すこともあります。

事例:妻と私も共働きで家事の分担で喧嘩になり、勢いで離婚してしまいましたが、今では、私も家事を分担すべきだったと反省しています。妻と連絡を取り謝ったところ、妻も同じ気持ちだった様で復縁出来ました。

本来であれば、別居したりして冷却期間を作り、改めて離婚について考えるべきであったのでしょう。

このような一時の感情や些細な喧嘩が原因で離婚に発展してしまうことがあるのも現代の離婚の特徴と言えます。

些細な喧嘩が原因で離婚してしまった場合には、お互いに冷静になった後は、復縁の可能性が高くなるといえるでしょう。

(2)夫婦間の問題以外の原因で離婚してしまった場合

嫁姑トラブルなど、夫婦間の問題以外が原因となって離婚する場合も多いようです。

事例:結婚当時、私たち夫婦と私の両親とで同居していましたが、妻と姑の関係が悪化し、結局離婚してしまいました。しかし、離婚後も妻と定期的に連絡を取り、両親と同居しないことを条件に復縁しました。両親には、私から説得したところ分かってもらえました。

夫婦間の問題はなかったものの、それ以外の原因で離婚してしまうこともあります。そのような場合、離婚後も夫婦で連絡を取り合うことも多く、問題が解決されれば、復縁の可能性が高いといえるでしょう。

(3)一時的なライフスタイルの変化による関係悪化が原因で離婚してしまった場合

妊娠、出産、育児などをきっかけとして、ライフスタイルが一時的に変化したことが原因で離婚することもよくあるようです。

事例:私が育児休暇を取得した後復職しましたが、夫が育児を手伝ってくれず、育児疲れもあって夫婦喧嘩が絶えなくなり、離婚してしまいました。

その後、月に数回夫が子供と面会する内に、夫の大切さに気付きました。夫も、子育ての協力を約束してくれ、復縁しました。

紹介した事例は、育児による一時的なライフスタイルの変化が原因で離婚したケースです。このような一時的なライフスタイルの変化は、夫婦両者にストレスが溜まりやすく、離婚に発展するケースも多いようです。

しかしながら、ライフスタイルの変化に慣れたり、元のライフスタイルに戻った時は、復縁の可能性が高いといえるでしょう。

(4)浮気が原因で離婚してしまった場合

離婚原因の中で、多数を占める離婚原因が浮気です。

事例:夫が浮気をし、離婚しました。夫は、飲みの席で酔った上、たった1度の過ちを犯しました。当時の私は許すことができませんでした。しかし、時間がたっても、夫のことを忘れることができませんでした。冷静になると、私が夫に冷たくしていたことも、夫が浮気した原因でした。私の中の思いを伝えようと夫と連絡を取ったところ、夫から再度謝罪を受け復縁しました。

浮気をされた側は、例え1回きりの浮気であったとしても、許せないものでしょう。

しかし、誠心誠意の謝罪を受け入れてもらうことができれば、復縁の可能性もあるでしょう。

4、離婚後に復縁の可能性が低い離婚原因

一方で、復縁の可能性が低い離婚原因はなんでしょうか。

それは、相手を「否定」し続けたことによる離婚です。

相手を「否定」とは、以下のことを示しています。

(1)性格を否定した

性格を否定するとは、無意識に行われるものです。

離婚原因でもっとも多いのは、いわゆる「性格の不一致」というものですが、「自分とは性格が合わない」と感じることを相手に伝えていた場合、相手にとっては性格を「否定された」と感じるケースもあるのです。

合わないところも尊重して寄り添い合おう、あなたの全てを誰よりも愛している。

このように、合わないところも含めて相手を必要としていることを伝えなければ、復縁は難しいかもしれません。

(2)存在を否定した

存在を否定することも、無意識に行われます。

以下の行為は、行為者にとっては相手の存在を否定したつもりはなくても、相手にとっては自分の存在を否定された行為として受け止められるのです。

浮気
暴力
お酒トラブル
性的不調和
お金トラブル
キツい発言
家庭を省みない
配偶者より自身の家族(親等)の肩を持つ
同居に応じない
生活費を渡さない

これらのケースでは、配偶者の悲しみや辛い状況に耳を傾けてあげられなかったのではないでしょうか。つまり、あなたの心の状態は、自分>配偶者 になっていた可能性があります。

結婚生活は、自分=配偶者 という気持ちでなければ続きません。また、自分はその気持ちのつもりでも、相手に 自分>配偶者 と映っていてはいけないのです。なぜ相手にそのように映ってしまっていたのか、そこから考える必要があるでしょう。

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