子どもが嘘をついたとき、効果的なアフターケア
子どもの気持ちに余裕があるようであれば、折をみて少し踏み込んで嘘について話してみましょう。
①嘘をついてどんな気持ちになったか聞いてみる
本当のことを話すことができて、自分自身の気持ちが認められた今、嘘をついていたときと比べてどのように気持ちが変化したかを聞いてみる。「スッキリした」、「ラクになった」などの答えが聞けたなら、正直であるほうが嘘をつくよりも気持ちがいいことを学べたことになります。
②親自身がついた嘘について話してみる
嘘をついたことがない人はいないと思います。親自身がついたことのある嘘や経験を子どもに話し、お互いに正直でいたいと思っていることを伝える。支え合うことができる関係性の構築につながります。
③どのようなときに嘘をつきやすいか話し合ってみる
嘘をつきやすい状況や、嘘をつきそうになったときにどうすればいいのか、親子で意見を出し合うのも◎。例えば、失敗してしまったときなどは嘘をつきやすいけれど、嘘をついてしまうことで、逆に問題解決までに時間がかかってしまい、その間苦しい気持ちを味わうことになることなど考えてみましょう。
④友だちがついた嘘について話してみる
子どもが友だちに嘘をつかれた経験がある場合、どうしてそのようなことを言われたのか、一緒に考えてみる。子どもが友だちの気持ちを理解できるよう手助けすることで、友だちにやさしくできるようになり、心の強化にもつながります。
親が自身の行動を見直すことも大事
子どもの嘘の背景には、親の接し方に問題がある場合も。子どもだけが原因と思いこまず、自分自身のことを振り返り、普段から厳しすぎないかなど考察してみる。また、しつけの中で親もつい嘘をついてしまうことはよくあります。例えば、片付けをしない子どもに、「片付けないならおもちゃ捨てちゃうよ!」と言ったりするように、しつけの一環でも嘘を重ねていると、そのうち子どもだって気づきます。なるべく嘘をつかないしつけを心がけ、もし子どもに嘘を指摘されたら素直に謝りたいですね。
まとめ
今回の記事は小学1年生の娘が嘘をつくようになったことがきっかけで、筆者なりに調べたことをまとめました。
娘の場合はどうやら、「それで? それで?」と聞く母を喜ばせるために、ストーリーを着色していってしまったようです(汗)。手がかかる弟がいるので、寂しかったせいもあるかもしれません。ただ、今回の件で、嘘をつくことも大切な成長のプロセスのひとつであることを実感しました。
まずは何かあったのだな……と考えて、少しずつ話を聞き、耳を傾けることが大切ですね。雑談のなかにヒントが隠されていることもあるようなので、普段の会話を増やすことから始めようと思います。
文/Ai Kano
配信: ASOPPA!
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