ごはんの食感とお供が生み出す、マリアージュ。
樋口:好きなごはんの食感は、かため、やわらかめなど、人それぞれ違います。でも、面白いことに、ごはんのお供やおかずとの相性を考えて食感を炊き分けてみると、意外な発見があるものです。たとえば、いつもはやわらかめが好きな方でも脂っこい献立のときは少しかための方が合うと感じたり、シンプルな梅干しのおにぎりを作るときはいつもよりやわらかめに炊くほうがおいしいと感じたり、自分が好きな組み合わせを見つけてほしいです。
塚原:食感に合わせて、お水の量を調節するのは、加減が難しいという方も多いと思います。そこで「Wおどり炊き」は、米の量や水の量がいつもと同じでも、ボタン1つでお好みの炊き上がりにできる「食感炊き分け」機能を備えています。
樋口:どうやって炊き分けるのですか?
塚原:圧力の強弱や加圧する時間、スチーム加熱の有無や温度を自動で細かく調整します。水加減を調節するよりも簡単で確実にお好みの食感に炊き上がります。
樋口:いつもと同じお米でも食感を炊き分けることで、何種類もの銘柄を楽しんでいるかのような気分になりますね。
今日は「Wおどり炊き」の中で一体何が起きているのか、おいしいごはんを炊き上げるその仕組みを理解することができました。ありがとうございました。
塚原:ありがとうございました。
対談会場では、食感を炊き分けたごはんとお供の試食も行われました
最高250℃の高温スチームで、お米の旨みを閉じ込める「おどり炊き」
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対談者プロフィール
樋口 直哉
小説家、料理研究家。服部栄養専門学校卒業。料理教室勤務や出張料理人などを経て、「さよならアメリカ」で群像新人賞文学を受賞。同作は芥川賞候補になる。作家として小説を発表する一方、食に関連する様々な仕事に携わる。主な著書として小説「大人ドロップ」、「スープの国のお姫様」、ノンフィクション「おいしいものには理由がある」、料理本「新しい料理の教科書」など。
塚原 知里
お茶の水女子大学大学院食品栄養科学コース卒業後、パナソニックに入社。炊飯器のプログラミング開発に携わる、炊飯科学のプロ“ライスレディ”の一員。
配信: UP LIFE