5、離婚を決意する前に離婚のデメリットを再確認
しかし、縁あって結婚したわけですから、本当に離婚が正しい選択なのかを改めて考えてみる時間も必要です。
離婚を決意する前に離婚のデメリットを再確認しておきましょう。
(1)子どもに父親がいなくなる
離婚によって母親が親権を得た場合は子どもは父親を失うことになります。
授業参観や運動会、入学式、卒業式など大事なシーンに父親の不在は子どもにとっても大きな傷になるかもしれません。
そのことを重々承知した上で離婚を決意する必要があるでしょう。
子どもがまだ小学生程度の場合には、周囲の友達にからかわれる可能性も否定できません。
傷つくのはあなただけではないと理解するようにしてください。
(2)信頼できる人を失う
当然ですが、大事なパートナーを失うわけですから寂しくなる可能性があるでしょう。
いつもそばで寄り添い相談に乗ってくれていたパートナーを失うことになるわけです。
何でも1人で解決していかなければいけません。
(3)社会的な信用を失う可能性がある
離婚を行うことでお互い社会的な信用を失う恐れがあります。
離婚したことを周囲に報告すること自体は良くないことではないのですが、女性の場合には、周囲の友人から根も葉もない噂を流される可能性もありますし、聞かれたくないことまで聞かれることもあるでしょう。
(4)経済的に苦しいかもしれない
女性の場合には子どもがいて親権を得た場合は母子家庭になるわけですから、経済的な水準がこれまでよりも低くなる可能性が高いでしょう。
これまでも働く女性だったとしても、収入はあなた1人にかかってきます。
そのため、夫の稼ぎは今後あてにできないということです。
養育費や慰謝料をもらったとしても、夫がいつまでも健康で働き続けられるとは保証されていません。
子どもの教育資金は相当額かかると認識しておきましょう。
(5)再婚は難しいかもしれない
バツイチの場合には、今後再婚がスムーズにできるとは限りません。
男性によっては再婚を嫌がるケースもありますし、男性の家族に反対されることもあるでしょう。
あなたは老後も1人で暮らすかもしれない覚悟が必要です。
6、離婚の話し合いは時間をかけるべき!切り出す前の準備
離婚の話し合いは時間をかけてじっくり行う必要があります。
上手に切り出して真剣に話し合いを行うためには、事前準備をしっかり行っておきましょう。
スムーズに離婚を進めるためには必要なことです。
まずは、離婚資金を貯蓄しておきましょう。
離婚にはおおよそ100万円があれば良いと言われています。
この資金は新たに生活するための引越しなどの資金です。
また、離婚後に安定した収入を得るための職業にも就いている必要があります。
離婚後安定した生活基盤がある状態で離婚を切り出した方がパートナーを説得できる確率は高くなります。
切り出す前にぜひ実践しておきましょう。
配信: LEGAL MALL