盗撮がバレたらどうなる?やってはいけないことと正しい対処法

盗撮がバレたらどうなる?やってはいけないことと正しい対処法

5、盗撮がバレたときの正しい対処法

盗撮行為がバレたとしても冒頭で述べたすべてのデメリットが確定するわけではありません。

状況次第ですが、適切なタイミングで効果的な防御策に踏み出せば、家族・知人・職場に知られたり、前科がついたりすることを回避できます。

盗撮がバレたときの正しい対処法は以下3つです。弁護士に相談のうえ、状況を総合的に考慮して適切な対策を提案してもらいましょう。

被害者との間ですみやかに示談交渉を進めて示談金を支払う
取り調べでは反省の態度を示す
具体的な再犯防止対策を説明して更生可能性をアピールする

(1)速やかに示談をする

まず、できるだけ早いタイミングで被害者との間で示談交渉を開始して、和解契約の締結を目指す必要があります。

被害者との間で民事的な解決が済んでいる状況であれば、逮捕による身柄拘束を回避できる可能性が高まるからです。

また、すでに逮捕されている場合でも、示談金の支払いによって早期に身柄が釈放されたり、勾留請求・起訴処分・懲役刑を回避できたりする効果も期待できます。

比較的軽微な犯罪類型に分類される盗撮事犯では、被害者の処罰感情が刑事処分の内容を大きく左右します。

したがって、厳しい刑事処分を避けて実生活上への支障を軽減するために、速やかに示談交渉を開始して示談金の支払いを済ませましょう。

(2)反省の態度を示す

任意聴取や逮捕後の取り調べでは、反省の態度を示すことが重要です。

なぜなら、反省の態度は再犯防止のアピールを意味するので、厳しい刑事処分を回避できる可能性が高まるからです。

たとえば、任意聴取の段階で丁寧な対応をすれば、逮捕の必要はないと判断されて身柄拘束なしで事件の解決を目指せます。

すると、仕事や学校を休んだりする必要もなく、家族や知人などにバレるリスクも少なくなるでしょう。

盗撮がバレたときには、身柄拘束自体を避ける・身柄拘束期間を短縮化することが最大の課題です。

否認や証拠隠滅をするのではなく、真正面から取り調べに向き合うことが目標達成の近道だと言えるでしょう。

(3)再犯防止対策を立てる

盗撮のような性犯罪は再犯リスクの高い種類の犯罪に分類されます。

そして、再犯可能性があると判断されると厳しい刑事処分が下される可能性が高まるのが実情です。

そこで、任意聴取や逮捕後の取り調べでは、できるだけ具体的な再犯防止対策を説明するのが有効だと考えられます。

家族と同居する、専用クリニックに通院するなどの具体的な対策を提示できれば、再犯可能性が低いとして軽い刑事処分を期待できるでしょう。

6、盗撮がバレたらすぐ弁護士に相談を

盗撮行為がバレたときにはできるだけすみやかに弁護士に相談するのがおすすめです。

なぜなら、性犯罪事件の実績豊富な弁護士に相談すれば、以下6つのメリットが得られるからです。

感情的になっている被害者との間に入って冷静に示談交渉を進めてくれる
警察に自首するなど、幅広い選択肢から状況に応じた対策を検討してくれる
盗撮がバレた状況を踏まえて取り調べへの対応についてアドバイスをくれる
接見の機会を通じて逮捕後不安を抱える被疑者を励ましてくれる
勾留決定、勾留延長決定などに対して準抗告を行って早期の身柄釈放を目指してくれる
職場からの違法な懲戒解雇などにも対応してくれる

盗撮がバレたときには、捜査機関への防御策だけではなく、被害者や職場などへの対応方法も同時並行的に検討しなければいけません。

性犯罪の弁護実績豊富な弁護士なら相応のノウハウを備えているので、適切な社会復帰への道を照らしてくれるでしょう。

関連記事: