2023年6月6日

「干し芋」の栄養がすごい！ダイエット中の上手な食べ方も

食からはじまる、笑顔のある暮らし。

素朴な味わいで健康的なイメージのある干し芋。こちらの記事では、管理栄養士が干し芋に豊富な栄養素やカロリーについて解説します。また、干し芋の栄養を活かす手軽にできる食べ方や一日の適量も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【Q＆A】干し芋を食べすぎるとどうなる？

A：干し芋を食べ過ぎると、カロリーの摂り過ぎから肥満につながるおそれがあります。

また、通常の食事以外に健康食品で食物繊維を摂取している人が干し芋を食べ過ぎると食物繊維の摂取量が過剰となり、腹痛や下痢を引き起こすおそれがあるので、注意が必要です。

一般的に一日のおやつは200kcalが適量といわれているので、干し芋なら一日約70gを目安にしましょう。（3,12,13）

干し芋の栄養を活かすおすすめの食べ方

ポイント

ヨーグルトにつけて食べる

冷やして食べる

そのままよく噛んで食べる

ヨーグルトにつけて食べる

干し芋に含まれる食物繊維とヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整えるために役立ちます。干し芋をヨーグルトにつけると、干し芋がヨーグルトの水分を吸ってもっちりとした食感になるので、干し芋が固くて食べにくい小さな子どもでも食べやすくなります。朝食にもおすすめです。（※14）

冷やして食べる

調理したさつま芋を冷やすと、食物繊維と同じようなはたらきを持つレジスタントスターチが増えるという研究結果があります。干し芋も冷やすことでレジスタントスターチが増える可能性が考えられます。暑い日には冷凍した干し芋を半解凍にし、アイスのように楽しむのもいいですね。（※12,15）

そのままよく噛んで食べる

干し芋は食感があるので、そのままよく噛んで食べると少量でも間食の満足感がアップします。また、よく噛んで食べることは内臓脂肪の燃焼に役立つため、ダイエット中の間食にぴったりです。熱を加えるとビタミンCなどの水溶性ビタミンの量が減る可能性があるので、温めずにそのまま食べることで干し芋の栄養を丸ごと摂取できます。（※16,17）

今が仕込みどき！「究極の干し芋」の作り方とおいしく仕上げるコツ3つ