簡単で子どもが喜ぶお弁当の作り方
毎朝のお弁当作りはとても大変ですが、子どもはママのお弁当をとても楽しみにしていますよね。忙しい朝でも簡単に作れるアイデアで、ママも余裕をもって子どもとお弁当生活を楽しみましょう!
子どもが喜ぶポイントは「大好きなおかずが入っている」「かわいい飾りが付いている」「好きなキャラクターが入っている」の3つ!それぞれ簡単にできるアイデアやレシピをご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
子どもに人気のおかず
自分の好きなおかずが入っていると、大人でも嬉しい気持ちになりますよね。人気のおかずをお弁当に入れて「美味しかった!これ大好き!」ともっと子どもに喜んでもらいましょう。
(1)揚げないフィッシュフライ
揚げ物を朝から作るのは準備も後片付けも大変ですよね。でも、このレシピなら油や火を使わないので忙しい朝も手軽に作れます!
魚があまり得意でない子も、このレシピなら食べやすいと評判のおかずです。
【作り方】
1.1口大に切った魚(鰆や鮭など)に塩、こしょうをふり、表面にマヨネーズをからめます
2.1に手で細かくしたパン粉をつけて、予熱したオーブントースターで焼けばできあがり
【ひと口メモ】
パン粉にカレー粉や粉チーズ、パセリのみじん切りなどを混ぜれば色々な味のアレンジが簡単にできます。1週間のうちにアレンジを変えて何回か入れても飽きません!魚の代わりにひと口大に切ったはんぺんでもおいしいですよ。
簡単にできる一品料理のレシピは、調味料メーカーのサイトなどにもたくさん掲載されていて参考になりますよ。例えば、大手調味料メーカーの味の素やキッコーマンでは料理専用のホームページがあり、料理の基本からおかずレシピまで内容が充実しています。おかずレシピでは、下記のようなお弁当用で子どもに人気のレシピも見られるので覗いてみてくださいね。
他にも、お弁当向けのレシピが探せるアプリはたくさんあり、「みんなのお弁当 by クックパッド」や「ミイル」などが有名です。自分にぴったりのアプリを探してみてくださいね。
(2)電子レンジで簡単ドライカレーとオムレツ(味の素パークより)
ドライカレーが電子レンジで作れるとは驚きですよね。ドライカレーを作っている間に薄焼き卵を焼けば、温かいご飯の上にドライカレーと卵をのせるだけでおいしいオムライス弁当の完成です!時間がない時のランチや夕飯の一品料理としても使えます。
(3)ミニトマトハンバーグ(キッコーマンより)
子どもの大好きなハンバーグはお弁当おかずの定番ですよね。トマトジュースを使えばソースが簡単に美味しく作れますよ。
【材料・作り方はこちら】キッコーマン ホームクッキングレシピより
子どもが喜ぶかわいい飾り
簡単に作れて子どもが喜ぶ飾りはたくさんありますよ。下記にご紹介するアイデアをどんどん真似して、お弁当をかわいく飾りつけしましょう!
(1)型抜きした食材
いつものおかずに型抜き食材を足すだけでも十分かわいくなりますよ。例えば、ハンバーグや唐揚げなどは色も茶色なのでそれだけでは地味になりがちですが、その上に星やお花で型抜きしたにんじんやスライスチーズ、ハムをのせるだけでパッとお弁当が華やぎます。
いつもの炒め物の食材で、にんじんを型抜きしたものに変えてもかわいくなります。白いごはんの上にのせても型抜き食材の色が映えますから、ぜひ試してみてくださいね。下の写真は、白いご飯の上に梅干しを丸くカットしてのせただけですが、水玉模様でかわいいですよね。
写真提供/中村陽子
(2)かまぼこのお花
赤かまぼこを薄切りにして端からくるくると巻き、きゅうりや茹でた絹さやとともにピックで刺せばできあがり!簡単でかわいいお花は何個か作って隙間に入れるだけでお花畑のような華やかさになりますよ。
写真提供/中村陽子
(3)ブロッコリーのブーケ
小さく分けて茹でたブロッコリーを半分に切ったハムで巻き、ピックでとめます。ブロッコリーの蕾部分に、小さい花型に抜いたハムをのせれば完成です。小さい花型がない時は、ストローでハムを抜いものをブロッコリーにのせてもかわいいですよ。
写真提供/中村陽子
(4)はんぺんチーズサンド
スライスチーズをはんぺんでサンドしてから好みの型(星やハートなど)で抜けばできあがり!ハムをスライスチーズと一緒にサンドすれば黄色とピンクがはさまりより華やかになるので試してみてくださいね。白色、黄色、ピンク色のパステルカラーが春のお花のようでとてもかわいい飾りのできあがりです。
写真提供/中村陽子
(5)さつまいもマッシュでつくる飾り
さつまいものマッシュは形を作るのも簡単!下の写真のように、普通のおかずを詰めたお弁当でも、さつまいものマッシュで形作った栗のモチーフを足せば、かわいい秋のお弁当の完成です。
写真提供/中村陽子
簡単にできるキャラ弁
飾りつけより少し手間はかかりますが、簡単にできるキャラ弁の作り方をご紹介します。特別な道具や材料は必要ないので、気軽にチャレンジしてくださいね。好きなキャラクターがお弁当に入っていると、子どものテンションもぐんとアップしますよ!
いつもより少し時間のある朝や、子どもの行事がある日などのお弁当にチャレンジしてみてくださいね。もちろん、普段のお弁当でも喜ばれること間違いなしですよ。1週間のうちキャラ弁にする曜日を決めておくと、ママは準備がしやすく子どもは曜日が覚えられたり、お楽しみ曜日ができておすすめですよ。
(1)おにぎりで作るキャラ弁
何といっても「おにぎり+海苔」で作るキャラ弁が一番簡単です!いつも家にある材料で作れて形も作りやすいので、キャラ弁初心者さんでも失敗知らずですよ。
ごはんの白と海苔の黒でキャラクターを作ることに慣れたら、輪切りにしたウインナーやカニカマ、ハム、スライスチーズなども材料に足してみてくださいね。どれも形を切り抜きやすく、ほっぺたやお鼻などを作ると色が加わってよりかわいくなりますよ。
写真提供/eriko_1101(on Instagram)
【参照URL】eriko_1101(on Instagram)
(2)オムライスで作るキャラ弁
オムライスでキャラ弁を作るのもキャラ弁初心者さんにおすすめの方法です。卵の黄色が肌色代わりになるのでキャラクターの顔が作りやすいんですよ。ケチャップで絵を描くだけでなく、海苔を切り抜いて乗せるのも色が映えてきれいにできます。アンパンマンやくまのプーさんなどの人気キャラクターも、ハロウィンのかぼちゃも…成形が簡単にできますのでぜひチャレンジしてくださいね。
写真提供/snrm28(on Instagram)
お子さんも喜ぶお弁当アイデアやレシピはこちらの記事も参考にしてくださいね!
【関連記事】
運動会のお弁当も簡単に!
運動会のお弁当は、子どもだけでなく応援する大人の分も作るので、とにかく作る量が多くて大変ですよね。そんな時こそ簡単アイデアを使って乗り切りましょう!
また、ママテナではこちらの記事でも運動会のお弁当作りのアイデアを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【関連記事】
大人数分のお弁当作りを簡単にするアイデア
(1)小さく切り分けられるおかずをメインにする
お弁当箱サイズのおかずを何人分も作るのは大変です。そんな時は、一度に作って切り分けられるおかずをメインにしましょう。
例えば、卵焼きは大きめのフライパンで作って切り分けたり、ご飯はおにぎりではなく、おにぎらずや海苔巻きを切るようにすると、一度の調理でたくさん作れますよ。
写真提供/中村陽子
(2)詰めるコツ
作ることと同じくらい大変なのが、大きなお弁当箱にきれいに詰める作業。運動会など大人数分の時は特に大変ですよね。
ポテトサラダのように柔らかいおかずや崩れやすい和え物など、詰めるのが特に大変なおかずは、プラスチックカップやミニ紙コップなどに1人分ずつ入れる方法がおすすめ。容器に入れたまま大きなお弁当箱に入れれば見た目がすっきりしてかわいく、食べやすくて味移りの心配もなくなるのでとても良いですよ。ピックを刺せばより華やかになります。ミニ紙コップやピックなどお弁当向けの容器は、100円ショップにかわいいものが揃っているので探してみてくださいね。
写真提供/中村陽子
朝でも余裕の時短で簡単なお弁当おかずレシピ
朝の仕事はお弁当作りだけではありません。朝食の準備、洗濯、子どもの身支度、自分の身支度、夫の送り出し、ゴミ出し…いくつもの家事をこなす忙しい朝。お弁当作りはなるべく作り置きを入れるだけ…と思っていても、あと1品足りない時ってありますよね?そんな時に限って冷凍食品のストックも切らしていたり…。そこで、忙しい朝でも余裕で1品作れる簡単なお弁当おかずのレシピをご紹介します!
余裕で1品作れる簡単なお弁当おかず
簡単豚バーグ
【作り方】(大人4人分)
1.豚こま切れ肉300ℊに小麦粉大さじ1、卵1個、塩、こしょう各少々、おろし生姜大さじ1/2を混ぜ合わせます
2.ひと口大のハンバーグ型に整えたら、フライパンにサラダ油をひいて両面よく焼きます。
3.2にしょうゆ、酒、みりん、カレー粉を加えて煮詰めたらできあがり
【ひと口メモ】
ひき肉ではなく豚こま切れ肉を使うため肉だねを練る手間がなく、大人数向けのお弁当でも大活躍するおかずです!作り置きもできるので、豚こま切れ肉が安いときにまとめ買いして作っておくのもおすすめ。
驚くほど簡単!?アメリカのお弁当アイデア
アメリカのお弁当は日本とずいぶん違いがあります。日本のお弁当は、簡単に作る時でもお肉・野菜・ご飯を何品か調理し、隙間おかずなども使いながら彩りも栄養バランスも考えていきますよね。アメリカのお弁当は、そんな日本のママから見たら「え!?」と目を疑うほどシンプル。でもそのシンプルさを見ていると「お弁当ってこれでもいいんだ!」と肩の力が抜けていきます。ママも毎日頑張るのは大変ですから、たまにはアメリカのお弁当を参考にシンプル弁当を作ってみてくださいね。
それでは、驚くほど簡単に作れるアメリカのお弁当アイデアをご紹介します。
調理はしない!
アメリカのお弁当は、基本的に「容器に入れるだけ」弁当です。それも、調理をしないでそのまま食べられるものを詰めるだけのシンプルさ。
サンドイッチやラップサンドを主食に、にんじんやキュウリなどのカットした生野菜、そしてフルーツを入れれば十分なお弁当に。少しボリュームが足りないと感じたら、チョコバーやゼリーなどを添えれば問題ナシ!クラッカーやプレッツェルを主食にすることもめずらしくありません。全て調理なしでお弁当が完成してしまうのは、目からうろこのアイデアですよね。
写真提供/thermomixmumlife(on Instagram)
【参照URL】thermomixmumlife(on Instagram)
日本のお弁当で参考にする時は、プレッツェルやチョコバーを入れるのは難しくても、トーストを三角に切ったもの、ハムとチーズとレタス、フルーツを入れるお弁当はいかがでしょう。調理なしでも彩りや栄養バランスが崩れていないシンプルお弁当が完成しますよ。子どもも、いつもと違う雰囲気で自分でサンドイッチが作れるお弁当に大喜び!
見た目もこだわらない!
アメリカのお弁当は見た目に全然こだわらず、容器はタッパーやジップ付き袋、紙袋を使うのが一般的。詰め方も隙間や彩りなど気にしません。
写真提供/charlotte.life.2017(on Instagram)
【参照URL】charlotte.life.2017(on Instagram)
それは、上記のように調理しないおかずを入れただけが多いので、中で混ざっても味移りやおかずの形が崩れるという心配がないからでしょう。この方法は確かに手間がかからず簡単ですが、日本では中身が混ざって食べる時に見た目が悪くなるのは気になりますよね。そんな時は、野菜、主食、ソース、フルーツ、とそれぞれ小さい容器に分けて持たせれば、入れるだけ弁当でも崩れる心配なくできますよ。
アメリカ人からすると、1つのお弁当箱に様々なおかずが詰められ、隙間おかずなどで彩りもよく作られる日本のお弁当は芸術作品のように見えるかもしれませんね。
お菓子もあり
日本ではおやつに食べることが多いスコーンやマフィン、ワッフルもアメリカのお弁当では主食となります。お弁当にお菓子が入っている!と子どもは喜ぶかもしれませんが、日本では幼稚園や保育園の先生に怒られそうですよね。そこで、そのまま入れるのは真似できなくても、カットしてサンドイッチを作ってみましょう。スコーンやワッフルは見た目もかわいいので、カフェランチのようなおしゃれなお弁当ができますよ。
インスタ投稿に差をつける!カラフルな1品
インスタグラムなどのSNSでは、たくさんのお弁当写真が投稿されていますよね。自分の記録用として投稿している方もいますが、せっかくですから素敵なお弁当を作って「いいね!」を押してもらいましょう!
でも、インスタ映えのために大変な思いをしてお弁当を作ることはありませんよ。彩りを意識したおかずを揃えて入れるだけで十分素敵なお弁当が作れます。ここでは、見栄えが良くなる赤・緑・黄のおかずで、簡単にできる1品をご紹介するのでぜひ取り入れてくださいね。
赤色の簡単おかず
赤パプリカとカッテージチーズのはちみつレモンマリネ
【作り方】
1.赤パプリカを2cm角の角切りにし、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱します
2.1の汁気をきったら、塩、こしょう、レモン汁、オリーブオイルを混ぜ合わせてカッテージチーズとさっくり和えればできあがり
【ひと口メモ】
赤パプリカを好みの型で抜くとかわいさもアップ!星型で抜けばクリスマス向けの1品としても使えますよ。
緑色の簡単おかず
ブロッコリーとじゃこのナムル風(キッコーマンより)
【材料・作り方はこちら】キッコーマン ホームクッキングレシピより
【ひと口メモ】
ごま油とじゃこが香りも食感もよく、ご飯がすすむ副菜です。ナムル風といっても辛くないので子どものお弁当にもぴったりですよ。
黄色の簡単おかず
じゃがいもとチーズのサラダ(味の素パークより)
【ひと口メモ】
電子レンジで加熱後に和えるだけ!コンロを使わず時短でできるので、あと1品足りないときにも活躍するレシピですよ。子どもが大好きなチーズとマヨネーズの味でリピート間違いなし!
お弁当に役立つつくりおきレシピはこちらも参考にしてくださいね!
【関連記事】
肩の力を抜いてお弁当生活を楽しもう
子どもが喜ぶ姿を想像すると、ついお弁当作りも力が入ってしまいますよね。でも、忙しい朝に毎日手の込んだお弁当を用意するのは本当に大変です。今回ご紹介した簡単にできて喜ばれるおかずで、ママが楽になりつつ子どもが喜ぶお弁当作りをしましょう。ママに余裕ができて笑顔が増え、お弁当作り生活を楽しんでいる姿が何より子どもを喜ばせますよ!
(文・藤巻かな江)
この方に教えていただきました
ブログやインスタグラム、Facebookでは、子どもと楽しむアイデア料理や子育て日記などを紹介。特に、我が子とも楽しむ親子クッキングはライフワークとしている。
取材協力
ブログやインスタグラム、Facebookでは、子どもと楽しむアイデア料理や子育て日記などを紹介。特に、我が子とも楽しむ親子クッキングはライフワークとしている。
【参考URL】
ブログ:https://yokooda121.exblog.jp
インスタグラム:https://www.instagram.com/yokohirara/
Facebook:https://www.facebook.com/yoko.nakamura.790693
【著書】(Amazonリンク)
・ワンボウル&おかず “完成形”フリージング離乳食
・ラクかわ 園児べんとう380
・とっておきの日に作ってあげたいキャラケーキ
・はじめてでもカンタン!HAPPY♥ 友チョコ
・忙しいママでもできる!簡単ちょいデコごはん&お弁当
・みんなにおくるチョコ&お菓子BOOK
ブログやインスタグラム、Facebookでは、子どもと楽しむアイデア料理や子育て日記などを紹介。特に、我が子とも楽しむ親子クッキングはライフワークとしている。
【参考URL】
ブログ:https://yokooda121.exblog.jp
インスタグラム:https://www.instagram.com/yokohirara/
Facebook:https://www.facebook.com/yoko.nakamura.790693
【著書】(Amazonリンク)
・ワンボウル&おかず “完成形”フリージング離乳食
・ラクかわ 園児べんとう380
・とっておきの日に作ってあげたいキャラケーキ
・はじめてでもカンタン!HAPPY♥ 友チョコ
・忙しいママでもできる!簡単ちょいデコごはん&お弁当
・みんなにおくるチョコ&お菓子BOOK
ブログやインスタグラム、Facebookでは、子どもと楽しむアイデア料理や子育て日記などを紹介。特に、我が子とも楽しむ親子クッキングはライフワークとしている。