ガソリン代は補助金がなければ「200円」超え!? ガソリン代の高騰理由や補助金について、わかりやすく解説

ガソリン価格が下がった理由

2023年10月現在においてガソリン代が下がった理由は、原油価格の高騰や円安が解消されたからではありません。政府が「燃料油価格激変緩和補助金」を支給しているからです。「そんなお金はもらっていない!」と思ったかもしれませんが、これは燃料油元売り(石油精製業者や石油輸入業者)に対して支給される補助金です。元売りへ補助金を支給することで、ガソリンスタンドなどの燃料油販売業者への卸価格が抑制され、消費者への販売価格も抑制される仕組みとなっています。

ちなみに10月2日のガソリン代は179.3円でしたが、本来であれば212.4円だそうです。補助金があることで32.7円抑制されているのです。

 

図表1

 

 

経済産業省資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金

 

まとめ

ガソリン代が高騰した理由は、産油国の原油自主減産と円安です。ダブルパンチが起こっているということですね。

政府の補助金によってガソリン代は抑制されていますが、補助金の期間は2023年12月末までとなっており、その後の動きは不透明となっています。国際社会である以上、ガソリン代の変動は避けられないものではありますが、2023年夏のような短期間での大きな変動は勘弁してほしいですね。

 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査

経済産業省資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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