専用の鉢を買わなくても作れる。瓶やマグカップで作る寄せ植え
専用の鉢もステキですが、新しく鉢を用意するのも使っていない時の収納場所を考えるのもひと手間かかります。
もっと簡単に、けれどもまるで雑貨を飾るようにインテリアの一部として飾れるものが欲しい、そんな思いを松山さんにお伝えしたところ、使っていないマグカップやジャムの空き瓶、ホールトマトの空き缶などを鉢として使用するアイデアを紹介いただきました。
「お子さんと作るなら、缶にシールを貼るのもおすすめ。より作ったものに愛着が湧くのではないでしょうか」
「缶の場合は、手を切らないように縁をマスキングテープなどでコーティングすると扱いやすいですよ」
10分で作れる!多肉植物とサボテンの寄せ植えの作り方
それではここからは実際の作り方をご紹介します。
準備するもの
1. 瓶や缶など鉢の代わりになる容器(お好みのもの)
2. 園芸用の土
3. ピンセット(指に針が刺さらないようにサボテンに使用)
4. 好みの多肉植物やサボテンの苗(2〜3種類)
5. 新聞紙など、敷けるもの
土をすくえるもの(ティースプーン・スコップ・移植ゴテなど)
「瓶などを鉢にする場合は底に穴が空いていないため、水きれについて少し配慮しないと根腐れに繋がってしまいます。缶や琺瑯のコップなどであれば、底に穴を開けてしまうのも手。
あとは、土選びに気をつけてみてください。今回は通気性や排水性に優れたブレンドされた土を使用しました。私のお店でも購入いただけますが、根腐れ防止剤を混ぜる方法もあります。
肥料は大きするために使うものなので、ミニサイズをキープしたいのあれば必要ありません。今回ご提案するのはサイズアップを想定していないやり方のため、肥料は使いませんでした」
根詰まりを防ぐひと手間。思い切って根っこをカット
「材料が揃ったら、まずは苗の準備から。ポットから苗を抜くと、ぎっしりと根が詰まっていることが多いと思います。この根っこ、思い切って3分の1ほどを残してカットして大丈夫です。茎から遠い下の方の根は、そもそも水も吸っていないし機能していない場合がほとんどですから。
次に、前をどっちにするのか、苗の配置を考えます」
ウォータースペースに配慮しながら、土を入れる
「配置を決めたら、今度は土を入れて植えていきます。まず鉢に土を入れ、その上に苗をセット。この時、鉢の縁ギリギリまで土を入れないように。上に5mm〜1cmぐらいの空きスペースを作るようにしてください。ウォータースペースと言い、水あげをした際に水が溜まる場所になります。
そして残りの苗を植えるスペースも空けておいてくださいね。
その他注意点としては、多肉植物の葉はポロっと取れやすいのであまりさわらない方が良いです」
隙間なく土を入れたら、完成!
「空けておいたスペースに2つめの苗を植えます。土がスカスカにならないように、鉢を1cmほど浮かせて何度かトントンと下に落としてみてください。土の密度が上がります。
足らなかったら上から土を足し、あっという間に完成です」
配信: くらしマグネット