多肉をすくすく育てよう。長持ちの秘訣4選
せっかく自分でお気に入りのものを選んで作った寄せ植えだからこそ、上手に育てて長持ちさせたいもの。そこでここからは育て方のコツについてご紹介します。
1.陽が当たる場所に飾った方が、生き生き育つ
「飾るのは窓際などの陽がよく当たる場所がベストです。今回作ったものはサイズが小さいので、窓の縁に置いても良いかもしれませんね。
その他窓際にスツールや台などを置いて飾るのもおすすめです。その際はカーテンが陽の光の邪魔にならないよう、カーテンの向こう側に置くようにしてくださいね」
▲左:日光をあまり浴びずに育ったもの。右:日光をたくさん浴びて育ったもの。太さや表面の張りに差が出ています。
2.水は10日に1回が目安
「1回の水やりの量は、鉢の半分か3分の1が浸る程度。頻度は10日に1回くらいが目安です。とはいえ目安なので、できる限りで良いので様子を見てあげてくださいね。
例えば葉っぱの張りが十分だったり土の表面が湿っていたりしたら、水はあげなくて大丈夫です。
逆に、鉢の中の土が全部乾いたら水をあげるタイミング。とはいえはじめてだと全部乾いたのかわかりづらいですよね。そのため育てるのがはじめての方は、土が全部見える瓶に植えるのも手だと思います。
あとは夏は注意が必要。夏は多肉植物が休む時期なんです。そのため暑いだろうと思ってどんどん水をあげてしまうと、うまく休むことができず、ダメになる原因になってしまいます。
暑い時期は与えた後の水がお湯にならないように、涼しい夜を見つけて通常よりも少量の水を与えるのが上手に育てるためのコツです。逆に冬は朝にあげて、水の温度が下がりすぎないようにすると良いですよ」
3. 伸びたら思い切ってカットする
「フォルムをキープしたり、サイズが変わらないようにしたりするためには、定期的にカットをするのがおすすめです。カットは、下から3分の1くらいのところが目安。カットしたものは挿木にもできますので、根が生えてから別の鉢に植えて増やしても良いと思います。
ちなみに多肉植物は切り口が乾くと根が生えます。そのため挿木にしたい場合は、水にはつけないでくださいね」
4. 1~2年毎に植え替えを。鉢を大きくする必要はなし
「根詰まりを起こしてしまうので、1〜2年毎に植え替えをするのがおすすめです。植え替えの際には寄せ植えを作った時と同様に、根をカットしてください。
その他にも、バクテリアなどをきれいにするために鉢を洗い、そして土を新しいものに変えた方が、多肉やサボテンを健康的に保てます。
特に大きくしたいという希望がないのであれば、鉢のサイズは変えなくて大丈夫です」
眺めて楽しい育てて愛しい、多肉とサボテン
多肉植物とサボテンの寄せ植えの方法をご紹介しました。自分で作り、そして育てたものは愛着もひと塩。インテリアだけではなく、心にも彩りを添えてくれるのではないでしょうか。誰でも簡単に作れますので、ぜひ試してみてください。
配信: くらしマグネット