死別後の再婚に向けて知っておくべき7つの重要なこと

死別後の再婚に向けて知っておくべき7つの重要なこと

7、死別後に再婚した場合のお墓はどうすべきか

死別後に再婚すると、前の配偶者のお墓をどのように管理すべきかや、どのお墓に入るべきかが問題となります。以下で、対処方法を教えます。

(1)死別した元妻・元夫の墓の管理はどうすべきか

まず、死別した元妻や元夫のお墓をどのようにして管理していくべきかが問題です。

これについては、以前の配偶者との間に子どもがいるなら、子どもに管理してもらうのが最も良いです。子どもが小さければ、小さいうちは自分で管理をして、将来は管理を引き継いでもらいましょう。元配偶者の親が健在であれば、親にお願いする方法もあります。

その場合、親が亡くなったら、元夫(妻)の親族が引き継いでくれるでしょう。似た問題に、仏壇があります。仏壇については、処分することも考えられますが、処分しないで自分で管理するのであれば、再婚相手とよく話し合って理解を求めておくことが大切です。

(2)死別後再婚したらどちらの墓に入るべきか

死別後に再婚したら、自分がどちらのお墓に入るかも問題です。

まずこの場合、前の配偶者と新しい配偶者が同じお墓に入ることはありません。つまり、前の配偶者と自分と新しい配偶者が全員同じお墓に入ることはできないということです。

前の配偶者と新しい配偶者のお墓は、別々になるので、自分はどちらのお墓に入るのかを選ばなければなりません。

このとき、元の配偶者のお墓の管理を元の配偶者の実家に任せるなどして、関わりがなくなっているのであれば、迷いなく新しい配偶者のお墓に入ると良いです。

これに対し、自分や子どもが管理していて、前の配偶者のお墓も身近な場合には、どちらのお墓に入るか迷ってしまいます。この場合、どちらに入るという決まりはありませんが、一般的には新しい配偶者(再婚相手)と同じお墓に入ることが多いでしょう。

ただ、分骨をして、どちらにも入れてもらうという方法もあり、そうすると、自分としても納得がいきやすいです。お墓の問題はナイーブなのでなかなか周囲に相談しにくいですが、参考にしてみて下さい。

まとめ

今回は、死別後の再婚にまつわる問題点や注意点について、解説しました。今は、昔と違って女性の再婚禁止期間の制限も緩やかになり、再婚が簡単になっています。

ただ、死別の場合、感覚的な問題もありますし、あまり早期に恋愛関係になったり再婚したりすることには、心理的に抵抗があるでしょう。

また、子どもがいる場合には、子どもの気持ちに配慮する必要もあります。前婚の配偶者のお墓や仏壇などの祭具の管理方法も考えておきましょう。

今回の記事内容を参考にし、死別後の新しい人生を幸せなものにするための助けにしていただけましたら幸いです。

監修者:萩原 達也弁護士

ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。

萩原弁護士監修 :「離婚」記事一覧
萩原弁護士監修 :「労働問題」記事一覧
萩原弁護士監修 :「B型肝炎」記事一覧
萩原弁護士監修 :「刑事弁護」記事一覧
萩原弁護士監修 :「企業法務」記事一覧
萩原弁護士監修 :「遺産相続」記事一覧
萩原弁護士監修 :「アスベスト」記事一覧

関連記事:

配信元

LEGAL MALL
LEGAL MALL
ベリーベスト法律事務所が運営する法律情報メディア、LEGAL MALL(リーガルモール)は、離婚・男女問題トラブル、借金の悩み、養育費問題、遺産相続、専業主婦が抱える悩みや、人生や日常で起こる様々な揉め事や、トラブルを、弁護士が法律から解決に導く方法としてコンテンツを配信中
ベリーベスト法律事務所が運営する法律情報メディア、LEGAL MALL(リーガルモール)は、離婚・男女問題トラブル、借金の悩み、養育費問題、遺産相続、専業主婦が抱える悩みや、人生や日常で起こる様々な揉め事や、トラブルを、弁護士が法律から解決に導く方法としてコンテンツを配信中