社会人一年目です。毎週の飲み会で貯金がありませんが、2年目になれば昇給するので問題ないですよね?

社会人1年目のときは、先輩や上司から飲みに誘われる機会も多いことでしょう。
 
ただし、おごってもらえるのは最初のうちだけで、そのうちに参加者全員で均一に割り勘というケースも増えてくるものです。毎週のように参加しているようでは、貯金できないのも無理はありません。
 
この記事では、社会人の平均的な飲み会の参加回数や1年間の飲み代の目安について解説します。

社会人が飲み会に参加する回数は年に17回程度

R&Cが2023年に全国の社会人(20~50代の男女1000人)を対象に実施した調査によると、飲み会をする社会人の平均参加回数は年17回という結果でした。飲み代の支払いは参加者全員で均等に割り勘するケースが最も多く、飲み代の平均額は4237円です。1年間分に換算すると、約7万2000円になります。

 

これに対して、毎週となると、月に4回程度飲み会に参加していることになります。単純計算で、年に48回です。飲み会の頻度は職場の雰囲気や業種によっても異なりますが、それにしても平均の3倍近くといえます。

 

また、新入社員である分、少し安くしてもらったとしても、仮に毎回3200円払い続けた場合の年間の飲み代は15万3600円です。1回ごとの出費は少なくても、1年分に換算するとまとまった額が飲み会に消えているといえるでしょう。

 

2年目からは住民税が天引きされる

多くの会社では定期昇給制度を採用していますが、2年目になれば必ず誰しも昇給するとは限りません。人事評価の結果、昇給が見送られる可能性もあり得ます。

 

また、社会人2年目からは住民税が天引きされることも知っておきましょう。総務省によると、住民税には、所得割と均等割があり、原則として、所得割の税率は、所得に対して10%、均等割りの金額は5000円とされています。

 

つまり、2年目からは天引きされる税金が増えるため、手取りはむしろ減ってしまうのです。将来に備えて貯金をするためには新入社員のときから節約を意識して、無駄な支出は減らす堅実さが肝心です。貯金額の目標を立てて、予算からオーバーする飲み会は、断る勇気も持ちましょう。

 

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