寝る前のほっとひと息に。「ホットミルク」や「ホットココア」を飲むベストタイミングとは?

冬になると、朝晩と気温が下がり、家の中にいても、廊下に出ると寒いということもあるでしょう。体が冷え込むと、なかなか活発に動けなくなるものです。体を温めて寝つきをよくする目的で、ホットミルクやホットココアを飲む方も多いのではないでしょうか。本記事では、ホットミルクやホットココアを飲む際にかかる費用と、期待できる効果を紹介します。

ホットミルクとホットココアは1杯いくら?

朝起きたあとの目覚めの1杯や、寝る前の体を温める1杯として、ホットミルクやホットココアを飲む人もいるでしょう。どちらも寒い冬にぴったりのドリンクですが、1杯あたりの価格にどれくらいの差があるのでしょうか。

 

今回は1杯を150ミリリットルに設定して、それぞれいくらになるかを計算します。

 

「小売物価統計調査」によると、牛乳1本(1リットル)あたりの価格は259円(税込み)です。ココアは「森永製菓 ミルクココア 300g」の価格398円(税込み)を参考にします。

 

ホットミルク1杯あたりの価格は、以下のとおりです。

 

120ミリリットル÷1000ミリリットル×259円=約31円

 

ホットココア1杯につき、牛乳120ミリリットルと製品20グラムを使用する場合の価格は以下のとおりです。

 

20グラム÷300グラム×398円+約31円=約58円

 

ホットココアには牛乳を使用するため、ホットミルク1杯にココア製品の費用もかかって、倍額近くになることが分かりました。ただ、どちらも1杯100円以下で飲めるため、冬の冷え込みが厳しい時季に飲んで、体を温めるのもよいでしょう。

 

ホットミルクを飲むタイミングや効果

体を温めてくれるホットミルクですが、さまざまな効果をより感じるためには、いつ飲んだらよいのでしょうか。ホットミルクがもたらす効果とともに、飲むタイミングを紹介します。

 

睡眠の質向上が期待できる

牛乳の中には、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸が含まれています。このトリプトファンは、時間がたつとメラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンに変換されます。

 

メラトニンは、睡眠の質を高めるために欠かせないホルモンです。メラトニンによって生体リズムが調節されると睡眠の質が向上すると考えられます。また、メラトニンには催眠作用もあるため、欧米では睡眠薬としてドラッグストアでも販売されています。

 

睡眠改善の効果が期待できるメラトニンの材料となるトリプトファンも、睡眠の質を高めるために欠かせない成分といえるでしょう。

 

寝る直前よりも朝がおすすめ

ホットミルクを飲むなら朝や日中がおすすめです。寝る直前に飲んで体を温めたほうがよいのではと考える方もいますが、ホットミルクから摂取したトリプトファンが睡眠ホルモンであるメラトニンに変わるのは、太陽の光を浴びてから14~16時間経過したあとといわれています。

 

そのため、寝る直前に飲むよりも早めの時間に飲んでおいたほうが、就寝時間に合わせて、トリプトファンがメラトニンに変換されるでしょう。

 

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