上場企業の冬ボーナスは平均「80万円」!? 平均が一番高い業種や、これまでの推移についても解説

これまでの冬季賞与の推移

2013年から2015年までは冬季賞与の額は上がっていました。しかし、2017年まで徐々に落ちていき、2018年に上昇しています。その後は再び2021年まで賞与額の平均は落ちていき、2022年から上昇傾向にあるようです。

 

2018年から2021年までは冬季賞与の平均額が落ちていますが、コロナ禍によるマイナスが影響しているようです。しかし、2021年が71万5553円だったのに対しコロナ禍の影響が薄まった2022年は78万6945円と、対前年同期比8.5%の大幅な増額となっています。2023年はさらに増加し80万28円、対前年同期比は1.5%です。コロナ禍の影響が本格的に薄まり、賃上げや賞与のアップが期待されます。

 

2023年の冬季賞与は平均額を超えている業種も多数

本記事では、上場企業の冬季賞与について平均額やどの業種が高いのかを紹介し、これまでの冬季賞与の推移についても解説してきました。2023年の冬季賞与は平均額で約80万円となり、調査をしてから初めて大台の80万円を超えています。平均額を超えている業種も多く、冬季賞与が期待できる企業も多いと言えそうです。

 

また、冬季賞与もコロナ禍を背景に減少傾向にありましたが、2022年からその影響が薄まっているようです。しかし、ウクライナやイスラエルの問題など国際情勢が不安定なので、日本経済にも影響が出てくることが考えられます。日本経済や国際情勢などを注視することで、今後の賞与額が見えてくるかもしれません。

 

出典

一般財団法人 東証プライム上場企業の2023年年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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