「胆嚢がんの進行速度」はご存知ですか?初期症状や治療法も解説!【医師監修】

「胆嚢がんの進行速度」はご存知ですか?初期症状や治療法も解説!【医師監修】

胆道がんにおける手術方法の特徴について

胆道がんにより、胆汁の流れが悪くなると黄疸が見られる可能性があります。
黄疸になると、手術や化学療法を行うことが難しくなるため、胆汁の流れを改善し黄疸の症状を改善する必要があります。胆汁の流れを良くする処置として、手術や化学療法の前に胆道ドレナージが行われることが特徴です。
手術では胆嚢がんと同様に、周囲の臓器を含めたがんが浸潤している組織の切除を行います。

胆嚢がんの進行速度についてよくある質問

ここまで胆嚢がんについての進行度による特徴・症状などをご紹介しました。ここでは、「胆嚢がんの進行度」についてのよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

胆嚢がんの初期症状について教えてください

甲斐沼 孟(医師)

胆嚢がんの初期症状は、無症状なことが多いです。そのため症状が現れたときには、胆嚢がんが進行しているケースがほとんどです。
胆嚢がんの初期で早期発見できる場合は、胆石や胆嚢炎の診断後に摘出手術を行った際にがんと診断されることもあります。

胆嚢がんの進行速度と自覚症状の関係について教えてください

甲斐沼 孟(医師)

胆嚢がんは自覚症状が現れた場合、がんが進行している可能性が高いです。自覚症状には、食欲不振・腹痛・嘔気・体重減少などがあり、胆嚢がんが進行するにつれ症状が現れます。
体の状態が悪くなると治療を行う体力がないことから、進行速度が速くなる可能性もあります。

胆嚢がんの余命について教えてください

甲斐沼 孟(医師)

胆嚢がんの一般的な予後について解説します。
ステージ1では、胆嚢がんの切除後5年生存率は90%以上です。ステージが進むにつれて、5年生存率は低下します。ステージ2では切除後40%前後・ステージ3では切除後20%前後・ステージ4では5%前後です。

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