「肝臓がんの症状」はご存知ですか?初期症状・末期症状も医師が徹底解説!

「肝臓がんの症状」はご存知ですか?初期症状・末期症状も医師が徹底解説!

すぐに病院へ行くべき「肝臓がんの症状」

ここまでは肝臓がんの症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

急な激しい腹痛症状の場合は、救急科へ

急激な腹痛の場合は、肝臓がんがお腹の中で破裂した可能性が考えられます。また大量出血のために血圧低下なども認められることがあります。
緊急輸血や緊急止血が必要になりますので、救命救急センターを受診してください。

受診・予防の目安となる「肝臓がん」のセルフチェック法

・白目が黄色い場合

・尿が茶褐色である場合

・便が白い場合

・右脇腹付近に鈍痛がある場合

・下肢のむくみ、腹水を疑う症状がある場合

・手の指が震える、ぼーっとする症状がある場合

肝臓がんの予防法・早期発見方法

B型肝炎ワクチン接種

肝臓がんの予防として、最も重要な予防法は、B型・C型肝炎ウイルスに感染しない、ということです。
特に、B型肝炎ウイルスはワクチンで感染を予防することができ、2016年から定期接種となっています。もし、それ以前の方で人の体液(血液、性分泌液)などに触れる可能性のある方はワクチンを接種してください。

規則正しい生活習慣

肝臓がんの危険因子として肝硬変、アルコール過剰摂取、喫煙、肥満、脂肪肝、糖尿病が挙げられます。日常生活において、禁煙、節酒とカロリーを摂りすぎない食事、適度な運動を意識することが、肝臓がんのリスクを下げることができます。

健康診断

肝臓の病気は自覚症状が出にくいという特徴があるため、早期発見には定期的に健康診断を受けることが重要になります。健康診断では血液検査と、特に肝臓が心配な方は腹部超音波検査もおすすめします。