「背中が寒い」のは「自律神経失調症」が原因?対処法も医師が徹底解説!

「背中が寒い」のは「自律神経失調症」が原因?対処法も医師が徹底解説!

「背中が寒い」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「背中が寒い」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

背中の冷えに効くツボはありますか?

甲斐沼 孟(医師)

首を前に傾けた時に骨か飛び出るところ(首と背中の間あたり)にあるツボである「大椎」や、背中の上部、肩甲骨の間にあるツボである「風門」などを温めると、背中を含めて身体全体を効率的に温めることができます。

寒暖差で背中が寒くなる原因は何ですか?

甲斐沼 孟(医師)

冷暖房の使いすぎなどにより、室内外の温度差が大きい環境が生まれて、その環境に体が慣れてしまうと、温度変化に身体がうまく対応できず、寒気を感じることがあります。特に、日常的に仕事業務などで空調が効いた場所に長時間いる場合や、直接的に風に当たり続ける環境に身を置いている際には注意が必要です。

まとめ背中の寒さが続く場合は自律神経失調症に注意!

背中が寒い症状で考えられる原因としては、自律神経失調症、肩や腰部の冷え、貧血、低体温証、甲状腺機能低下症などが挙げられます。特に、慢性的に過労やストレスを感じていると、身体の筋肉は緊張するとともに、筋肉内にある血管の血流が悪くなりますし、ストレスや不規則な生活により自律神経が乱れて自律神経本来の機能である体内の温度調節がうまくできなくなることがあります。
老若男女関係なく、肩や背中の冷えに悩んでいる方は多くいますので、日々の生活を振り返って、ストレス対策や環境整備に努めましょう。

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