作り方
① 豆腐はペーパータオルにくるみ、重しをのせて10〜20分ほど水切りする
② まいたけは細かく裂き、にんにくはみじん切りにする
③(★調味液)を合わせておく
④ フライパンにごま油大さじ1杯を入れ、全面がきつね色になるまで豆腐を焼く
⑤ 豆腐を皿に盛る
⑥ 豆腐を焼いたフライパンにごま油大さじ1/2杯を足し、にんにくを加えて香りがたつまで弱火で炒める
⑦ まいたけを加えてしんなりするまで中火で炒める
⑧(★調味液)を加えて炒めたら豆腐にかけ、小ねぎをちらす
糖尿病予防のポイントは?
編集部
今回の料理の糖尿病予防ポイントを教えてください。
佐久間さん
低カロリーなのに、にんにくの風味でごはんに合うひと品になりました。さらに、豆腐にはインスリンの感度を高めてくれる作用があり、きのこには食物繊維による食後高血糖の予防をサポートする作用があります。食後高血糖は眠気やだるさの原因で、食後高血糖が続くことで血管が傷つく・インスリンが効きにくい体質になるなど、糖尿病の発症や重症化する可能性もあります。そんな食後高血糖予防には、食物繊維が豊富な食品を取り入れて血糖値の上昇を緩やかにしたりインスリンの感度が高い状態を維持したりすることが大切です。
編集部
きのこのなかでもまいたけを使ったのはなぜですか?
佐久間さん
きのこ自体食物繊維が豊富で血糖値の上昇を緩やかにする作用がありますが、そのなかでもまいたけは以下の特徴があるので、今回使用しました。
食物繊維が豊富(100gあたり3.5g)
α-グルコシダーゼ(炭水化物を分解するための酵素)を阻害して炭水化物の吸収を遅らせる
コレステロール低下や血管拡張作用があり、動脈硬化予防にも役立つ
また、まいたけ独特の香りがアクセントにもなり、にんにくの風味も組み合わさることで美味しく食べられることもメリットです。
編集部
糖尿病予防以外のメリットはありますか?
佐久間さん
豆腐はLDL(悪玉)コレステロール低下作用があるほか、大豆イソフラボンで更年期対策にも役立ちます。また、豆腐にはカルシウムが多く含まれています。一方きのこはカルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富なので、豆腐ときのこを一緒に摂ることで、骨の維持に必要なカルシウムが効率よく摂れ、骨軟化症や骨粗鬆症予防にもつながりますよ。
配信: Medical DOC