米・パンに次ぐ第3の選択肢!?麺類の非常食


非常食として定番のアルファ米、避難所での援助物資としても多く食べられるパン。その陰に隠れがちな麺類ですが、実は麺類の非常食も色々な種類が販売されています。

今回はパスタやうどん、お湯で戻すものから湯煎で食べられるものまで実際に作って食べてみます。今まで食べてきた中で一番おいしいと思える非常食に出会えました。

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お湯・水で戻して食べるショートパスタ

こちらは麺の非常食としては一番よく見かける、ショートパスタと粉状のソースをお湯で戻して食べるタイプ。

2つのメーカーのものを用意しました。

1つはサタケ「マジックパスタ」、もう1つはS.I.O.ジャパン「その場deパスタ」です。


どちらもパッケージは同様の形状で、作り方もほぼ同じです。封を切ってスプーンと脱酸素剤を取り出し、お湯または水を内側の線まで(150ml)注ぎ、良く混ぜてジッパーを閉じます。

お湯の場合は3分、水の場合は20分待てば食べられる状態になります。「その場deパスタ」の場合は粉末スープが小袋に入っているのでお湯を入れる前にスープを容器に入れます。

パッケージをそのまま食器としても使えます。パッケージ・作り方共にアルファ米とそっくりです。

「マジックパスタ」から試してみます。ハンズで432円(税込み)で購入しました。味はペペロンチーノ、きのこのパスタ(デミグラス風味)、カルボナーラの3種があります。今回購入したのはカルボナーラ味です。賞味期限は製造から5年です。

パスタはネジネジしたフジッリに近い形で「もっちりとした食感と品質にこだわった、国内製造されたアルファ化加工のパスタ」とのこと。スープはキューブ状になっていました。

今回は一袋を半分にわけ、それぞれ水とお湯で戻して比較しました。下の画像の右が水で戻したもの、左がお湯で戻したものです。

比較してみると、水で作ったものとお湯で作ったもので食感や味に差はほとんど感じませんでした。作る際に水のほうがキューブ状のスープがやや溶けにくく感じましたが、スプーンでつつきながら混ぜれば問題ありません。ドロッとしたソースではなく、サラッとしたカルボナーラ風のスープパスタと言った感じです。


小さく刻まれたベーコンと乾燥パセリが具として入っています。


しっかりめの味付けで、とてもおいしかったです。普通のクリームパスタよりサラッとして食べやすいと感じました。

次に「その場deパスタ」も試してみます。こちらは近所のスーパーで288円(税込み)で購入しました。トマト・コーンクリーム・和風の3種の味があります。今回はコーンクリームを購入しました。賞味期限は製造から5年です。

パスタの形状は「マジックパスタ」と同じくネジネジした形の「スパイラル麺」。小袋に入っているスープは、お湯・水を入れる直前にパスタにふりかけます。

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