「急性リンパ性白血病の原因」はご存知ですか?症状も解説!【医師監修】

「急性リンパ性白血病の原因」はご存知ですか?症状も解説!【医師監修】

急性リンパ性白血病の原因についてよくある質問

ここまで急性リンパ性白血病の原因・症状・診断などを紹介しました。ここでは「急性リンパ性白血病の原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

急性リンパ性白血病が原因で他の疾患にかかりやすくなりますか

甲斐沼 孟(医師)

急性リンパ性白血病により、本来の白血球の機能である免疫機能がうまく働かず、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。またウイルスや細菌に感染した後も、免疫機能が働かずに重症化し、肺炎や発熱などが長引くこともあるでしょう。他にも急性リンパ性白血病により、血液細胞が未熟なままの白血病細胞が神経や脳に蓄積される場合には、顔面神経麻痺や頭蓋内出血を引き起こす可能性も否めません。同様に、脾臓や肝臓などの臓器に蓄積すると機能障害を引き起こし、他の疾患にかかりやすくなります。

ストレスなどが原因でかかりやすくなることがありますか

甲斐沼 孟(医師)

現在、急性リンパ性白血病の原因は不明といわれていますが、生活の中で受けるさまざまなストレスにより遺伝子変異をきたす可能性があります。そのストレスにより造血幹細胞から血液細胞に成長する過程に影響を与え、白血病へと発展する可能性はゼロではありませんが、現在のところ不明であるといわざるをえません。

編集部まとめ

今回は急性リンパ性白血病の原因をはじめとして、その症状・診断などについて詳しく解説いたしました。

心当たりの症状がある場合には早急な対応が必要だということがご理解いただけたかと思います。

急性リンパ性白血病は血液のがんといわれています。そのため診断による早期発見や治療方針の決定がとても重要で、さまざまな検査には大きな意味があるのです。

また二次がんについても知っておくことで、いざとなったときに冷静に医師と相談できるでしょう。

ご自身もしくはご家族やお知り合いなど身の回りで同じような症状に悩まされているという方がいらっしゃったら、早めに医療機関への受診をおすすめします。

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