「肺がんの末期症状」はご存知ですか?初期症状や余命も解説!【医師監修】

「肺がんの末期症状」はご存知ですか?初期症状や余命も解説!【医師監修】

肺がんの末期症状についてよくある質問

ここまで前立腺がんの特徴・症状・放射線治療などを紹介しました。ここでは「肺がんの末期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

肺がん末期から完治する可能性はありますか?

甲斐沼 孟(医師)

肺がん末期の状態から完治する可能性はゼロではありませんが、難しいのが現状です。末期の状態の肺がんはステージ4に分類され、肺がん全体の5年生存率は7.4%です。ほかの部位にも転移が見られており、がんの進行速度や患者さん自身の状態に左右されるでしょう。

肺がん末期の余命はどのくらいですか?

甲斐沼 孟(医師)

肺がん末期の余命については、断言はできません。治療の有無や患者さん自身の体力などにより変化します。しかし、息が途絶える1ヵ月程前から、倦怠感・食欲不振・呼吸困難などの症状が増悪します。2週間前頃よりせん妄が増加し、数日前になると呼吸時にゴロゴロと音がしたり、不穏になったりすることを覚えておくことが大切です。

編集部まとめ

肺がんを発症すると、呼吸に関する症状が出現することが少なくないでしょう。

早期発見できれば生存率が上がりますが、症状が出現した時にはがんが進行し、末期であることもあります。

咳や痰のような症状が長引く場合は、一度、近隣の医療機関へ受診しましょう。また、肺炎のリスクを減らすには禁煙も重要です。

肺がん末期の症状は呼吸を始め、全身状態は徐々に悪くなってきます。定期的にがん検診を行うなど、早期発見に努めることが大切です。

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