「心臓病になりやすい人の特徴」はご存知ですか?なりやすい人の性格も医師が解説!

「心臓病になりやすい人の特徴」はご存知ですか?なりやすい人の性格も医師が解説!

心臓病になりやすい人の特徴とは?Medical DOC監修医が心臓病になりやすい人の特徴・症状・原因・予防法や何科へ受診すべきかなどを解説します。

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監修医師:
佐藤 浩樹(医師)

北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科(循環病態内科学)卒業。循環器専門医・総合内科専門医として各地の総合病院にて臨床経験を積み、現在は大学で臨床医学を教えている。大学では保健センター長を兼務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本循環器学会専門医、産業医、労働衛生コンサルタントの資格を有する。

「心臓病」とは?

心臓病の代表的なものとしては、虚血性心疾患、不整脈、心臓弁膜症、心不全などがあります。特に、虚血性心疾患は令和2年(2020年)、日本における死因の第2位を占めています。この記事では心臓病になりやすい人やその原因、予防方法などについて解説します。

心臓病になりやすい人の特徴

心臓病になりやすい人にはいくつか特徴があります。性格や生活習慣で当てはまるのもながないか確認してみてください。

A型タイプの性格

心臓病になりやすい人は、A型タイプやA型気質と呼ばれる人に多いとされています。A型タイプの性格をお持ちの人は、活動的で、せっかち、怒りっぽい、競争心や攻撃性が強い、いつも苛立ち気味の性格が多いとされています。このA型タイプの性格は、高血圧や高脂血症、糖尿病、喫煙とは独立した心筋梗塞の危険因子であることも分かっています。

ストレスを受けやすい性格や環境

ストレスはうつ病などの精神的な病気だけでなく、さまざまな病気の原因になります。心臓病もその1つで、ストレスを受けやすい性格の場合は、心臓病になりやすくなります。また、ストレスを受けにくい性格であっても、長時間労働や人間関係によってストレスを受ける場合もあります。

タバコを吸う

タバコを吸うことは、さまざまな病気の原因になりますが、心臓病もその一つです。特に、心筋梗塞などの虚血性心疾患は、タバコを吸わない人に比べて、タバコを吸う人の方がなりやすいとされています。

外食が多い

最近は減塩や脂質を抑えた食事を出す店も増えていますが、外食は塩分や糖質、脂質が多くなりがちです。外食が多いと、塩分や糖質、脂質の量が増えてしまうので、心臓病をはじめさまざまな生活習慣病が増える原因となってしまいます。

運動不足

運動はさまざまな病気の予防に繋がりますが、運動不足はさまざまな病気を引き起こしやすくなります。狭心症や心筋梗塞などの原因である、高血圧や動脈硬化などを運動不足は悪化させる恐れがあります。そのため、運動不足は心臓病の発症に繋がる恐れがあります。

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