「心臓病になりやすい人の特徴」はご存知ですか?なりやすい人の性格も医師が解説!

「心臓病になりやすい人の特徴」はご存知ですか?なりやすい人の性格も医師が解説!

心臓病の代表的な症状

胸の痛み

狭心症や心筋梗塞など心臓病では、胸の痛みが出ることが特徴的です。運動時に悪化することが多いです。安静にしても胸の痛みが続き、それが持続する場合は心筋梗塞などの恐れがあります。このような胸の痛みがある場合は、途中で意識を失ったりすると危険なので、救急車や付き添いを連れて救急診療科を受診するようにしましょう。

息苦しい

心筋梗塞や心臓病では、息苦しい、疲れやすいという症状が出ることがあります。息苦しい症状は、心臓病以外でも見られる症状ですが、胸の痛みとともに息苦しい症状があれば、心臓病が疑わしくなります。その場合は、できるだけ速やかに循環器内科や内科を受診するようにしましょう。

吐き気や嘔吐

心筋梗塞など心臓病では、吐き気や嘔吐などの症状が出ることがあります。しかし、吐き気や嘔吐は、胃腸炎などの病気でも見られる症状です。このように、吐き気や嘔吐だけでは、心筋梗塞以外の病気の可能性も十分にありえます。症状が続く場合は近くの内科を受診するようにしましょう。

脈が飛ぶ

不整脈は、心臓が速すぎたり、遅すぎたり、不規則に拍動したりすると、脈が飛ぶ症状が出る場合があります。中には、命に関わる不整脈もあるため、脈が飛ぶ症状を1日に何度も感じたり、何日も続く場合は内科や循環器内科を受診するようにしましょう。

動悸

動悸は、心臓の拍動を通常よりも強く感じたり、速く感じたりする症状です。心臓の「ドキドキ」を強く、速く感じてしまいます。ストレスや不安な状況でも動悸の症状が出る場合はありますが、動悸がひどい場合や動悸が長引く場合は、内科や循環器内科を受診するのが良いでしょう。

心臓病の主な原因

動脈硬化

動脈硬化は、血管の内側にコレステロールや脂質などが貯まることで、血管壁が厚く、硬くなる状態です。動脈硬化が進行すると血管は狭くなり、血液の流れが悪くなります。そして、さまざまな心臓病の原因になります。特に、動脈硬化は、高血圧や喫煙、高コレステロールなどの生活習慣の影響を受けます。

高血圧

高血圧の状態が続くと、血液が血管壁に与える圧力が高くなるため、動脈が厚く硬くなります。そのため、高血圧は動脈硬化の原因になります。高血圧が長い間持続すると、血管は狭くなり、血管は狭くなり、血液の流れが悪くなります。これが心筋梗塞などの心臓病の原因となるので、高血圧の方は血圧管理のため内科を受診するようにしましょう。

タバコ

タバコを吸わない人に比べて、タバコを吸う人は心筋梗塞などの虚血性心疾患になりやすいとされています。心筋梗塞の最大の原因は動脈硬化です。タバコの煙には約4,000種類以上の化学物質が含まれるとされ、そのうち有害なものは200種類以上もあります。タバコの中の活性酸素が血管を障害して、動脈硬化を進行させます。その結果、狭心症や心筋梗塞などの心臓病になりやすくなります。

ストレス

ストレスはさまざまな病気の原因になりえますが、心臓病に関わることもあります。ストレスがかかると、交感神経が刺激され、脈が速くなり血圧が上昇します。その結果、心臓の働きが活発になり、血管が収縮します。このような状態が続くと心臓機能が低下しやすくなります。また、ストレスがかかる状態が続くと、タバコや生活習慣の乱れを引き起こし、心臓病のリスクを上げることがあります。

運動不足

心臓病と関連がある高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、運動不足と深いかかわりがあります。そのため、運動が十分でないと、動脈硬化や高血圧を引き起こし、心臓病のリスクを上げてしまう恐れがあります。

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