罪悪感と油は少なめに。親子でパクパク「のり塩フライドポテト」

春の思い出の食材は、たけのこ

春の食材で私が一番に思い浮かぶのは、たけのこです。小さい頃、近所のいとこの家に裏庭があって、そこがちょっとした竹林になっていたんですね。

春になると、その竹林にみんなでたけのこを掘りに行っていました。足場の悪い坂道を登って、足で土を踏むんです。すると足の裏にちょっとだけ、トゲっとした感覚がある場所があって「ここにたけのこありそうだ!」と、スコップを深く刺して持ち上げるんですが、これがなかなか難しくて…たけのこの一番下の部分まで届かずに、途中で折っちゃったりするんです。

でも、土の外に出てしまっているものだとおいしくないので、これから出るぞ!という感じのたけのこを見つけ出して、きれいに掘れた時っていうのは、すっごくうれしかったです。

一つ年上と三つ年上のいとこたちと、私の両親と、おじさんとおばさんで、春になると裏庭で過ごしたのがすごくいい思い出として残っています。

でも、子どもの頃は両親がたけのこを使った料理をよく作ってくれていて、私もそれを近くで見ていたんですが、大人になるにつれて”たけのこは水煮で買うもの”という感じになっていました。

子どもたちにも、できれば私と同じような体験をしてほしいと思いつつも、なかなかさせてあげられなくて。一昨年前に、大きなたけのこをいただいたので、これはチャンス!と思って、子どもたちと一緒にたけのこを茹でるところからやってみました。

私も大人になってからはほぼ初めてだったので、ネットで調べながら調理をしました。茹で上がったたけのこを、子どもたちとむくんですが、これがもう…むいてもむいても終わらなくて、「え、まだむくの!?」っていうくらいゴールが見えなくて、最終的には、親指と人差し指で作れる三角ぐらいまで小さくなってしまったんです(笑)。

可食部が少なかったのか、調理を間違ってしまったのかが、今でも分からないんですが、子どもたちと「食べるとこなくなっちゃうよー」って大笑いしたのは、すごくいい思い出になりました。

それで懲りて、やっぱりたけのこは水煮で買うものだ、となりました(笑)。もちろん、丸のままのたけのこを茹でて、茹でたてのものを使ったほうがおいしいと感じますが、それはお店で味わおうという結論になりました。でも、今年の春はまたがんばって一回ぐらいは、丸のままのたけのこを茹でてみようかななんて思っています。

手軽に味わえる春の味

私はたけのこごはんがすごく好きなので、北のエースというお店にある「筍ごはんHOKUYA」という炊き込みごはんの素をよく使っています。これがすっごくおいしいんです。春の間はいつもストックしています。

そしてもう一つ、春だからこそ味わいたいグルメとしておすすめしたいのは、あさり。みなさん、大あさりって知っていますか?ホタテまではいかないんですけど、貝がそれぐらい大きいんです。

この大きなあさり、旨味とか味わいもちゃんとあさりなんですけども、身がプリプリで大きくて、これをバーベキューのコンロでじっくりと焼いて食べるのが本当にもう贅沢で!あさりから汁が出てきて、そこに専用のたれをかけて食べるんですが本当においしい。

「まるか水産」というお店の大あさりなんですが、うちの子どもたちもそれが大好きで、ネットで取り寄せて食べています。バターと醤油で焼いてももちろんおいしいですし、食べたことがない方は、ぜひ試してみていただけたらなと思います。

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