「膀胱がんの手術方法」はご存知ですか?費用や入院期間も解説!医師が監修!

「膀胱がんの手術方法」はご存知ですか?費用や入院期間も解説!医師が監修!

膀胱がんの手術についてよくある質問

ここまで膀胱がんの治療方法について紹介しました。これまでの内容も踏まえて「膀胱がん」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

膀胱がんの手術費用について教えてください。

村上 知彦(医師)

膀胱がんの手術費用は、術式により大きく異なります。医療保険が3割負担の方の場合、経尿道的膀胱腫瘍切除術を受けると自己負担する金額は入院費全体で15万円前後です。一方、尿路変更術をともなう膀胱全摘術では80万円ほどの自己負担が発生します。なお、医療費が高額になる場合は高額療養費制度などを活用することで経済的な負担を軽減できるでしょう。

膀胱がんの手術の入院期間はどのくらいですか?

村上 知彦(医師)

経尿道的膀胱腫瘍切除術の場合は1週間以内の入院が一般的です。一方、尿路変更術をともなう膀胱全摘術を受ける場合は1ヶ月程度の入院が必要になる可能性があります。「1ヶ月」は手術後の回復を待つだけでなく、尿路変更の内容に合わせて排尿のためのリハビリ・尿路ストーマの管理などを習得するためにも必要な期間です。

編集部まとめ

膀胱がんは、強い症状が出ないことも多く「様子をみていたら症状も治まるのではないか」といった考えから受診に至らない方もいます。

しかし、膀胱がんが進行すれば手術で膀胱を全摘することもあり、健康な方と比べると日常生活の質・快適さが低下する可能性があります。

このような手術のデメリットも知ったうえで、症状の強さに関わらず気になる点があれば泌尿器を専門とする医療機関を受診しましょう。

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