「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」はご存知ですか?対処法も医師が解説!

「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」はご存知ですか?対処法も医師が解説!

「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」の特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」に関する病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

急性アルコール中毒

急性アルコール中毒は、短期間に大量のアルコールを摂取したことによって引き起こされます。一度に多くのアルコールを摂取することにより、中枢神経系が影響を受け、意識障害や呼吸困難などをきたし、場合によっては死亡することもあります。アルコール摂取後に、意識がなくなったり、呼吸を苦しそうにしたりしている場合は速やかに救急車を呼び、対応が必要です。

二日酔い

二日酔いは、お酒の飲み過ぎによって、頭痛や吐き気、睡眠が浅くなるなどの症状が起こっている状態のことです。十分な水分を取り安静にすることで、二日酔いの症状は時間とともに自然と治まります。しかし、症状が強く日常生活に支障がある場合には、二日酔いによるそれぞれの症状に対する薬を飲みます。

アルコール依存症

アルコール依存症は、長期間お酒を飲み続けることによって、お酒を飲まずにはいられなくなってしまう状態です。お酒を飲んでいる間は良いのですが、お酒が体から抜けると、手や指のふるえ、頭が痛くなるなどの離脱症状が出ることがあります。アルコール依存症は、家庭環境や職場環境にも悪影響を及ぼすことがあります。アルコール依存症の症状があれば、心療内科や精神科を受診するのが良いでしょう。

「アルコールを飲み過ぎた」ときの正しい対処法は?

アルコールを飲み過ぎないことが、最も有効な手段ですが、それでも飲みすぎてしまう場合があります。
アルコールを飲み過ぎると、残ったアルコールやアセトアルデヒドによって胃の粘膜が荒れ、胃腸の動きが悪くなります。そのため、胃が痛い、胸やけがする、吐き気といった症状が出ることがあります。
また、のどが渇くこともありますが、これはアルコールの利尿作用によって脱水症状になることや、乳酸や尿酸などの酸性物質が増加することが原因です。
胃のむかつきや吐き気などがあれば、その症状に市販薬を飲みましょう。また、睡眠と水分を十分に摂り、なるべく安静に過ごしましょう。運動や入浴などはかえって、症状が悪くなることがあるため、二日酔いがある場合は控える方が安心です。その他にも、ビタミンを多く含む食べ物は、アルコールの分解を促進するので、食欲があればビタミンを多く含む飲み物やフルーツなどを摂るのも良いと思います。

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